女子ボウリング界、夏の熱戦が開幕！

2025年7月25日（金）から27日（日）にかけて、大阪府枚方市のWAVE34を舞台に、「大岡産業レディース［THE OPEN］トーナメント2025」が開催中です。本大会はJPBA（日本プロボウリング協会）の主催による公式戦であり、全国から集まったプロ85名とアマチュア5名が優勝を争う、まさに“女たちの戦い”です。予選16ゲーム（G）の戦いが終わり、上位30名が決勝ラウンドへと駒を進めました。

激戦の予選ラウンド、上位陣の実力が光る！

予選の構成と競技方式

予選は2日間・全16ゲーム構成。1日目に前半8G、2日目に後半8Gが行われ、合計スコア（トータルピン）の上位30名が準決勝進出となります。1ゲーム平均スコアが高く、安定感のある選手が上位に名を連ねる中、予想外のドラマも生まれました。

■ 首位通過：幸木百合菜（相模原パークレーンズ）

• トータルピン：3,702

• 平均スコア：231.37

昨年の優勝者として大会に臨み、圧巻のパフォーマンスで実力を証明しました。全16ゲームを通じて抜群の安定感を見せつけ、全選手中唯一230台のアベレージを記録。他を寄せ付けない独走状態で予選トップ通過を果たしました。

■ 2位：中島瑞葵（フリー／ABS）

• トータルピン：3,615

• 平均スコア：225.93

• 4Gごとの安定したピン獲得で追随。後半の965ピン（13〜16G）は大会トップクラスの一撃。爆発力と冷静さを兼ね備えた選手であり、決勝進出も濃厚です。

■ 3位：久保田彩花（相模原パークレーンズ）

• トータルピン：3,577

• 平均スコア：223.56

• 特に1stシリーズ（1～4G）では267ピンを含むハイスコア967ピンを記録。全体的なパフォーマンスの高さと、勝負所での集中力が光りました。

その他注目選手の動向

• 岩見彩乃（アイキョーボウル）：985ピンのシリーズを記録し、トータル3,564ピンで4位にランクイン。ダイナミックな投球スタイルと確実性のあるライン取りが光りました。

• 石田万音（アルゴセブン）：最終シリーズ（13～16G）で990ピンをマークし、5位に浮上。ここぞというときの集中力に注目です。

• 鶴井亜南（N&KCo.,Ltd.）：6位ながら、序盤はトップ争いに加わる展開。中盤以降やや失速したものの、準決勝では巻き返しが期待されます。

シード選手の明暗

今大会には歴代優勝者やシード選手も多数出場。その中で明暗が分かれる結果となりました。

• 松永裕美（ABS）：過去16タイトルの実績を持つが、今回は14位。やや波のある展開ながら、ベテランらしい粘り強さを見せました。

• 寺下智香（神戸六甲ボウル）：実績十分の注目選手ながら、予選59位に沈み、まさかの準決勝進出ならず。

アマチュア選手の健闘

アマチュアからは5名が出場。その中で戸塚知菜選手（アソビックスびさい）が最上位の55位（トータル3,190ピン）となり、プロ顔負けのスコアで存在感を示しました。アマチュア表彰もあり、奮闘が讃えられました。

準決勝・決勝ラウンドへの注目ポイント

7月27日（日）は、準決勝（4G）→決勝ラウンドロビン（8G）→TV決勝という構成で、最終的な優勝者が決定します。

• 賞金総額：5,000,000円

• 優勝賞金：1,200,000円

• 優勝副賞：北海道旅行＋お米60kg（予定）

• TV決勝パーフェクト賞：100万円（プロ対象）

また、テレビ放映はスカイA「パーフェクトボウリング」、ライブ配信はJPBA公式YouTubeチャンネル「JPBA LIVE」で実施予定。熱い戦いをぜひリアルタイムでご覧ください。