2025年PWBAアニバーサリー・オープン
上位12名が最終予選ラウンドへ進出

 

熾烈な戦いが続く女子プロボウリング界の祭典

2025年7月10日(木)、ウィスコンシン州グリーンベイにあるアシュワベノン・ボウリングアレイにて開催中の「2025年PWBAアニバーサリー・オープン」は、3ラウンド目の予選を終え、最終予選に進出する上位12名の選手が出揃いました。
この大会は、プロ女子ボウリング協会(PWBA)が主催する注目の一戦であり、世界各国から実力者たちが集い、優勝を目指してしのぎを削っています。金曜日には最後の6ゲームによる予選ラウンドが行われ、その成績上位5名が日曜日のテレビ決勝ステップラダー形式ファイナルへと駒を進めます。

 

ヨハンソンの快進撃と上位陣の熱い競り合い

バーンズが首位堅持、ヨハンソンが驚異のジャンプアップ

第3ラウンドでは、ジョジー・バーンズ(テネシー州)が引き続き好調を維持し、1,359点のブロックスコアを記録。総合スコア4,180点で堂々の首位をキープしています。
しかし注目すべきは、スウェーデンのノラ・ヨハンソンの圧巻のパフォーマンスです。前日の時点で27位
に位置していた彼女は、255、290、242、243、221、246点という驚異的なスコアをたたき出し、わずか6ゲームで総合4,148点とし、一気に2位まで浮上しました。

「プレッシャーがあるからこそ集中できる。それが自分の最高のボウリングを引き出してくれる」とヨハンソン選手は語っています。

この急上昇には背景があり、6月の全米女子オープン後に一度母国スウェーデンに帰国し、英気を養ってから再びアメリカに戻ったことで、心身ともにリフレッシュできたと話しています。

「スウェーデンに戻ったことはバッテリーチャージのようだった。空っぽで帰国して、家族や友人と過ごすことで満たされた。またゴルフを始めたことも、良い気分転換になった」

 

ステップアップを見せた実力者たち

コロンビアのロシオ・レストレポ(総合4,147点)と、ユタ州のリンジー・ブーマーシャイン(総合4,143点)もまた、第3ラウンドで堅実なプレーを見せ、それぞれ3位と4位に浮上。続く5位には、オハイオ州のジリアン・マーティン(総合4,092点)がつけています。

このように、上位陣はわずか数ポイント差の接戦となっており、金曜日の最終予選での逆転も十分に考えられます。

 

最終予選進出者一覧と今後の展望

以下の選手たちが、金曜日に行われる最終6ゲーム予選ラウンドに進出し、日曜日のテレビ決勝進出5枠を争います:

  • オリビア・ファーウェル(ペンシルベニア州) – 総合4,088点

  • ジェイド・コテ(カナダ) – 総合4,087点

  • シャノン・プルホウスキー(オハイオ州) – 総合4,079点

  • ジェン・ヒギンズ(オハイオ州) – 総合4,078点

  • ケイラ・スミス(イリノイ州) – 総合4,076点

  • ベリティ・クロウリー(イングランド) – 総合4,074点

  • ローレン・ルッソ(ミズーリ州) – 総合4,072点

ヨハンソンは、同じスウェーデン代表のアンナ・アンダーソン選手と共にツアーを回っており、アンダーソン選手は旅程や宿泊などを計画するチームの裏方的存在

「私はただついていくだけ。彼女がすべて計画してくれる。でも私たちはお互いに競いながらも、成功を願い合う仲間」とヨハンソンは語っています。

金曜日にはアンダーソン選手が観客席からヨハンソン選手を応援する予定で、心強いサポートとなるでしょう。

 

最終予選とテレビ決勝、勝負の行方は?

金曜日の最終予選ラウンドは、東部標準時 午前11時から再びアシュワベノン・ボウリングアレイで実施されます。ここでのスコアによって、上位5名が決勝へと進出し、日曜日の夜7時(東部標準時)より、近隣のレシュ・センターにて行われるCBSスポーツネットワークの生中継に出演します。

大会は最終局面を迎え、各選手の集中力と戦略が勝敗を左右する展開へと突入します。誰が頂点に立つのか、世界中のファンがその行方を見守っています。

詳しくは公式サイトをご覧ください:
PWBA Anniversary Open 公式情報