ファイナル進出者
- EJ Tackett
- Matt Russo
- Jesper Svensson
- Graham Fach
- Eric Jones
EJタケット、PBAワールドチャンピオンシップ2連覇を達成!
若き王者が新たな歴史を刻む
プロボウリング界で注目の若手選手EJタケットが、1月21日(日)にミシガン州アレンパークのサンダーボウル・レーンで開催されたPBAワールドチャンピオンシップで見事2連覇を果たしました。今回の勝利でタケットは、通算23勝目、メジャータイトル5勝目を達成し、PBA史上7人目の偉業を成し遂げました。
タケットの快進撃とその背景
EJタケットは2023年のワールドチャンピオンシップに続き、2024年も王者の座を防衛。試合では、唯一の右投げ選手として4人のサウスポー(エリック・ジョーンズ、グラハム・ファッチ、ジェスペル・スヴェンソン、トップシードのマット・ルッソ)を次々と打ち負かし、圧巻のパフォーマンスを披露しました。この結果、彼はボウリング界の伝説的な選手たち(ウォルター・レイ・ウィリアムズ・ジュニア、アール・アンソニー、ノーム・デュークなど)と肩を並べることとなりました。
試合詳細とタケットの戦術
1. 試合の流れ
タケットは6位シードからの挑戦で、以下のような試合結果を収めました:
- 第1試合: タケット(246) vs エリック・ジョーンズ(205)
- 第2試合: タケット(213) vs グラハム・ファッチ(202)
- 第3試合: タケット(193) vs ジェスペル・スヴェンソン(184)
- 決勝: タケット(225) vs マット・ルッソ(194)
2. タケットの戦術
唯一の右投げ選手だったタケットは、43フィートの「アール・アンソニーパターン」をうまく利用し、レーンコンディションを自分に有利に変える戦略をとりました。彼とボールリプレゼントのブレット・スパングラーは、試合前の練習で積極的にレーンを分析し、スコアリングのポテンシャルを最大化するアプローチを採用しました。
タケット自身は「B+の出来」と控えめに語りましたが、安定感のあるプレイでミスを最小限に抑えたことが勝因と言えるでしょう。
タケットの未来と次なる挑戦
EJタケットは現在、PBAツアーで2024年シーズン平均スコア230.81を記録しており、競技ポイントでもトップに立っています。次はPBAトーナメント・オブ・チャンピオンズに挑む予定で、ここでも3連勝が期待されています。
試合後、タケットは4カ月の息子エディIII世を抱き上げ、「これ以上ない幸せな瞬間」と語りました。「彼がこの出来事を理解できるようになる日が待ち遠しい」との言葉は、彼の家庭への思いと競技への情熱を表しています。
EJタケットの今後の活躍に期待が高まる中、プロボウリング界の次なるステージもますます注目を集めることでしょう。タケットがどのように歴史を塗り替えていくのか、その一挙手一投足から目が離せません!