
ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2025
JPBA予選ラウンド C会場 成績結果
2025年4月24日、福岡県・ラウンドワンスタジアム博多・半道橋店にて、JPBA公式戦「予選ラウンドC会場」が開催されました。男子・女子のレギュラー、アクティブジェネレーション、グランドジェネレーションの6部門に分かれ、トップレベルのプロボウラーたちが己の技術と名誉を懸けて、ハイレベルな戦いを展開。
男子レギュラー部門:パーフェクトが飛び交う熱戦
男子レギュラー部門では、田中椋也選手と日置秀一選手が揃ってパーフェクトゲームを達成。田中選手は1ゲーム目に300点をマークし、3G合計775点・アベレージ258.33という圧巻の成績で会場トップに輝きました。日置選手も第2シフトで300点を叩き出し、754点・アベレージ251.33で貫禄の突破。ストライクの嵐が吹き荒れる中、7名が決勝大会への切符を手にしました。
女子レギュラー部門:高レベルな接戦が続出
女子レギュラー部門は、坂倉凜選手、近藤菜帆選手、そして中島瑞葵選手らが安定したハイスコアで上位を独占。坂倉選手は237・256という2ゲーム連続のハイゲームを含む696点、近藤選手は244・242と続き687点をマーク。全体的に220点台のアベレージが多く、熾烈な争いの中で確実にスコアを重ねた選手たちが決勝に進出しました。
男子アクティブジェネレーション部門(50歳以上):成熟の技巧が光る
この部門では岡野秀幸選手が681点・アベレージ227.00という堂々のスコアでトップ通過。三池丹揮選手も662点で続き、ベテラン勢ならではの冷静なゲーム運びが印象的でした。リズムの乱れない投球、的確なライン調整が際立ち、若手とは一味違うボウリングの妙を見せつけました。
女子アクティブジェネレーション部門(50歳以上):川口富美恵選手が圧巻の首位通過
パピオボウル所属・川口富美恵選手が231、264とビッグゲームを重ねて3G合計674点。アベレージ224.66と他を圧倒する成績で、文句なしの首位通過を決めました。2位の玉城妙子選手も579点で安定感を見せ、世代ならではの落ち着きある試合運びで観客を魅了しました。
男子グランドジェネレーション部門(65歳以上):ひとりの挑戦者が、全国の頂点を目指す
この部門では、バンダイナムコアミューズメント所属の黒川理一朗選手が唯一の出場者として登場。安定した投球で545点・アベレージ181.66を記録し、全国12会場中の上位6名に入るべく、価値ある一歩を刻みました。最終的な順位は他会場との比較によって決まるため、FINAL大会進出の可否は全国集計を待つことになりますが、その堂々たる投球は記憶に残るものでした。
女子グランドジェネレーション部門(65歳以上):山本由美子選手、全国の舞台を見据えて
宮崎エースレーン&レジェンドスター所属の山本由美子選手が、542点・アベレージ180.66という安定感あるスコアでC会場トップを獲得。第2位には冨岡雪枝選手が531点で続きました。FINAL大会進出は、他会場のスコアを含めた総合成績での決定となるため、まだ先は見通せませんが、山本選手のベテランらしい安定感のあるプレーは、全国のライバルたちに強い印象を残すものでした。
結びに──世代を越えた情熱の交差点
世代もバックグラウンドも異なるボウラーたちが、同じ舞台で己の限界に挑んだC会場。新たな才能、熟練の技、そして変わらぬ情熱が交差するこの大会は、観る者すべての心に響くものでした。次なる舞台、決勝大会での彼らの活躍に期待が高まります。