ファイナル進出者
- David Krol
- Tomas Käyhkö
- Bill O’Neill
- Tim Foy Jr.
- EJ Tackett
デビッド・“ブーグ”・クロール
PBAデラウェアクラシックで初優勝を飾る
2024年1月、ミズーリ州スプリングフィールド出身のデビッド・“ブーグ”・クロール選手が、PBAデラウェアクラシックで自身初のツアータイトルを獲得しました。この優勝により、彼はPBAツアーにおいて新たな1ページを刻みました。
子供時代の夢が現実に
「幼い頃から毎週日曜日にテレビでこの試合を見ていました。自分もこんな舞台に立ちたいと夢見ていましたが、それが現実になるなんて信じられません」と語るクロール選手。彼の努力の軌跡は、この大会への16時間のドライブからも明らかです。予選トーナメントで79人中10位以内に入る必要があったクロール選手は、見事その壁を突破し、本戦への切符を手にしました。
劇的な試合展開
準決勝ではビル・オニール選手との接戦が展開。クロール選手は終盤のロールオフで勝利をつかみ、決勝戦への進出を果たしました。決勝ではフィンランドのトーマス・カイフコ選手と対戦。両者ともに2ハンドスタイルのプレイヤーとして活躍が期待されていましたが、クロール選手がクリーンなプレイを維持し、198対170で勝利しました。
クロール選手の今後に期待
この勝利により、クロール選手は2024年の残りのPBAツアーイベントへの優先出場権を獲得しました。さらに、シーズン終了時点で上位16人が出場できるPBAプレーオフへの道も開かれました。「こんな年になるなんて夢にも思いませんでした。これが最初で最後にはしたくない。帰りの車中で、この瞬間を噛みしめると思います」と彼は喜びを語っています。
チームとファンの支え
決勝戦では親友で同じスプリングフィールド出身のケビン・ウィリアムズ選手がサポート。「試合前、彼には『ここにいる資格があるなら全力を尽くせ』と伝えました。彼はその言葉に応えましたね」と述べています。クロール選手の「小さな体に大きな心」という姿勢は、多くのファンの心を掴むことでしょう。
デラウェアクラシックの結果
最終スコア
- 第1試合:ティム・フォイ・ジュニア 244 – EJタケット 209
- 第2試合:ビル・オニール 209 – ティム・フォイ・ジュニア 184
- 準決勝:デビッド・クロール 203 – ビル・オニール 203(ロールオフ10-9)
- 決勝:デビッド・クロール 198 – トーマス・カイフコ 170
最終順位
- デビッド・クロール – $25,000
- トーマス・カイフコ – $15,000
- ビル・オニール – $12,500
- ティム・フォイ・ジュニア – $10,000
- EJタケット – $8,000
次回のPBAツアーイベント
次の舞台は「PBAオールスターウィークエンド」。3月15日から17日にかけて、フェニックス・レースウェイで行われるテレビ中継イベントには、PBAの伝説的プレイヤーや新星たちが参加します。
PBAオールスター・スキル・ショーダウン(3月15日午後6時、FS1)
トリックショットや独創的なスキルが披露されます。PBAレガシーカップ:伝説と新星の競演(3月16日午後1時、FS1)
3人1組のチームがレガシーカップをかけて対戦。ゴーボウリングPBAナスカー招待試合(3月17日午後1時、FOX)
PBAとNASCARのスターがチームを組み、ユニークな試合形式で競います。
クロール選手が新たな章を切り開いたデラウェアクラシックは、今後のPBAツアーのハイライトとなりました。彼の今後の活躍に注目が集まります。