ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026 JPBA予選ラウンド(B会場)成績
ROUND1 GCB 2026 JPBA予選B会場(高松)
榎大成791、石田万音801で首位通過
3ゲームの短期決戦で「決勝への切符」を争う
「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2026」は、全国12会場で実施される予選ラウンドを起点に、JPBA決勝大会、そしてFINALへと続く大規模トーナメントだ。JPBA予選ラウンドは各会場3シフトで行われ、レギュラー(年齢フリー)、アクティブジェネレーション(50歳以上)、グランドジェネレーション(65歳以上)の各部門で進出者が選抜される。
今回取り上げるB会場は、2026年2月26日に香川県・ラウンドワンスタジアム高松店で開催。レギュラー部門は「1シフト3ゲーム」の短期勝負で、各シフト上位2名に加え、通過者を除いた中でスコア最上位の1名が決勝大会へ進出(会場計7名)。わずかなピン差が順位を塗り替える方式だけに、スコアの完成度はもちろん、1ゲームごとの立て直し力が結果を左右した。
B会場(高松)各部門の結果と読みどころ
1. 男子レギュラー部門:榎大成が791で首位通過、特別枠は立花仁貴が奪取
男子レギュラー部門は、榎大成が合計791ピン(AVG 263.66)で会場トップ通過。続く福原尊も780ピン(AVG 260.00)と、いずれも260アベレージ級の高水準で決勝進出を決めた。3ゲーム勝負でこの数字は、序盤から攻め切った証明と言える。
B会場の決勝進出者(男子レギュラー/会場計7名)は次の通り。
榎大成:791(AVG 263.66)
福原尊:780(AVG 260.00)
伊吹太陽:761(AVG 253.66)
田中義一:752(AVG 250.66)
渡邊雄也:731(AVG 243.66)
内藤慎之介:711(AVG 237.00)
立花仁貴:772(通過者以外の最上位者枠/AVG 257.33)
注目は、レギュラー部門特有の「通過者以外のスコア最上位者枠」だ。立花仁貴は772ピン(AVG 257.33)をまとめ、各シフト上位2名の通過者を除いた中で最上位となり、会場7人目の切符を獲得。通常の“上位2枠”とは別レーンの勝負があるのが、この予選方式の面白さであり、最後まで緊張感が途切れない要因でもある。
なお、出場人数は第1シフト30名、第2シフト29名、第3シフト27名。シフトごとに母数が異なる中での上位争いは単純比較が難しく、どのシフトでも「先手を取れるか」が通過への現実的な鍵になった。
2. 女子レギュラー部門:石田万音が801で首位、堀井春花は300を含む“最上位者枠”
女子レギュラー部門は、石田万音が801ピン(AVG 267.00)でトップ通過。2位は中野麻希の753ピン(AVG 251.00)。男子に負けず劣らず、上位陣が高いアベレージを並べ、3ゲームという短期戦が「高打点の応酬」になった。
B会場の決勝進出者(女子レギュラー/会場計7名)は次の通り。
石田万音:801(AVG 267.00)
中野麻希:753(AVG 251.00)
姫路麗:739(AVG 246.33)
小池沙紀:720(AVG 240.00)
坂倉凜:704(AVG 234.66)
小林あゆみ:685(AVG 228.33)
堀井春花:720(通過者以外の最上位者枠/2Gで300)
女子の「通過者以外の最上位者枠」を射止めたのは堀井春花。2ゲーム目にパーフェクト300を記録し、合計720ピンで決勝進出を決めた。300という“最大値”を叩き出しても、3ゲーム合計の勝負では残り2ゲームの積み上げが不可欠であることを改めて示す結果でもある。
女子の出場人数は第1シフト21名、第2シフト19名、第3シフト17名。人数構成が違えば、周囲の展開や必要なリスク量も変わる。そうした揺らぎの中で、石田が801という明確なスコアで首位に立ったことは、決勝でも軸となる存在感を感じさせる。
3. 男子アクティブジェネレーション(50歳以上):市村和則が730で1位、水谷孝敏が2位
アクティブジェネレーション部門(50歳以上)は、各会場の上位2名がJPBA決勝大会へ進出する方式。B会場は、市村和則が730ピン(AVG 243.33)で1位、水谷孝敏が715ピン(AVG 238.33)で2位通過となった。
レギュラー部門と異なり、この部門には「最上位者枠」がない。つまり会場内順位がそのまま結果に直結する。3ゲームで240近いアベレージを揃えた2名は、堅実さと攻撃力を両立させた形で、決勝に向けて良い流れをつくった。
4. 女子アクティブジェネレーション(50歳以上):森本由希が654で首位、香田幸子が2位
女子アクティブジェネレーション部門(50歳以上)は、森本由希が654ピン(AVG 218.00)で1位、香田幸子が613ピン(AVG 204.33)で2位に入り、決勝進出を決めた。
このカテゴリーも「上位2名のみ」という明快な条件ゆえ、取りこぼしの許容度が小さい。序盤の遅れを引きずらず、3ゲームの中でどこまで立て直せるか。B会場では、その要点を押さえた2名が結果として残った。
5. 男子グランドジェネレーション(65歳以上):会場トップは西田久良の699、総合上位6名の行方に注目
グランドジェネレーション部門(65歳以上)は、各会場通過ではなく「12会場総合の上位6名」がFINAL大会へ進出する方式。B会場では、西田久良が699ピン(AVG 233.00)で会場最上位、土井貢が661ピン(AVG 220.33)で続いた。
総合ランキング勝負は、他会場の結果が出そろうほど“必要水準”の見え方が変わる。その意味で、西田が233アベレージを確保したことは大きい。最終判断は総合結果次第とはいえ、強い先行材料を手にしたのは間違いない。
※B会場の女子グランドジェネレーション部門は出場者なし。
高水準の通過スコアと、特別枠が生んだ緊張感。全国戦線は次の会場へ
B会場(高松)は、男子791、女子801という高い通過スコアが示す通り、「3ゲームで攻め切る」ことがそのまま結果へ結び付いた一日だった。一方で、レギュラー部門に設けられた「通過者以外のスコア最上位者枠」が、男子は立花仁貴(772)、女子は堀井春花(720・300含む)という形で決まり、最後まで別軸の勝負を成立させた点も大きい。勝ち方が一つではないからこそ、予選は面白い。
この先、会場が変わればコンディションも変わり、必要になる判断も変わる。同じ3ゲームでも、攻めるべき局面と抑えるべき局面の配分が微妙に違ってくるのが予選ラウンドの難しさだ。B会場を勝ち抜いた選手たちが、JPBA決勝大会、さらにFINALへ向けてどんな上積みを見せるのか。全国各地の結果が積み重なるほど、戦線はより立体的になっていく。