【ついに公式化】Brunswick初の「ボールモーション比較チャート」で“ボール選びの迷い”が終わる

Brunswick公式「ボールモーション比較チャート」公開

 

ボウラー待望の「比較チャート」がついに登場

ボウリングにおいて、自分のスタイルやレーンコンディションに合ったボールを選ぶことは極めて重要です。しかし、これまでBrunswickのボールに関しては、公式な比較指標が存在せず、多くのボウラーが試行錯誤を重ねて選択するしかありませんでした。

そんな中、Brunswickが2025年11月〜12月版として初めて公式に「ボールモーション比較チャート」を公開し、業界内外に大きなインパクトを与えました。このチャートはBrunswickおよび関連ブランド(Track、Ebonite、Hammerなど)を横断的に比較できる初の資料であり、ユーザーにとって非常に実用的かつ革命的なものです。

この記事では、このチャートの特徴、見方、注目すべきボール、そしてその意義について詳しく解説します。

 

チャートの構造と注目ポイント

1. チャートの基本構造と見方

このチャートは、以下のようにボールの特性を二軸で可視化する仕組みになっています。

  • X軸(横軸):ボールの総合的な強さ(左が弱く、右が強い)

  • Y軸(縦軸):ボールモーションの形状(下がスムーズ、上がアングル=鋭い動き)

さらに、各ボールには以下の数値が割り当てられています。

  • アングル(1〜18)

  • オイル対応力(1〜6)

これにより、従来の「感覚」や「レビュー」だけに頼るのではなく、数値で客観的にボールの位置づけを判断できるようになっています。

 

2. 収録ボールと除外されたモデル

収録ボールは70種類以上に及ぶものの、全ての現行・旧モデルが網羅されているわけではありません。特に以下の点に注意が必要です。

  • 直近で16モデルがディスコン(生産終了):これらはすべてチャートから除外されています(例:Hammer Effect、Criterionなど)

  • 現行モデルでも未収録のボール:たとえば、Effect Tourが記載されていないことから「今後ディスコンの可能性があるのでは?」という推測もあります

 

3. 特に注目すべきボールとその配置

■ 最大フック領域:Zero Mercyシリーズ

  • Zero Mercy Solid
    → オイル対応力16(Brunswick内で最高値)、最大級の強さを誇るモデル。

  • Zero Mercy Pearl
    → 最大級のアングル+最大級の強さ。強烈な切れと持続力を併せ持つボールであり、Criterion Hybridと並び特異な位置づけ。

■ HK22C²素材の衝撃:Street RallyとCrown Victory

  • Street Rally
    → 想像以上にアングルが出る位置にあり、Zero Mercy Pearlに非常に近い。HK22C²素材の影響と考えられる。

  • Crown Victory
    → 全ボール中で最もアングルが鋭いとの評価。NebulaやHigh Road 40、Emberを凌駕するとの位置づけ。

 

4. スムーズ系代表と変化するボール

  • Pulse
    → Reactive素材の中で最もスムーズなボールとして配置。10〜20ゲームの使用でStealth ModeやHammerhead寄りへと移行する傾向あり。

 

5. 違和感のある配置とその背景

制作者が違和感を示した配置もいくつか存在します。

  • Guru Oracle、Paragon Shadow:かなりアングル寄り。Mesmerizeの後継としての位置づけと一致。

  • Max Effect:想定よりもアングル寄り。

  • Entity PearlがEnergizeより強い扱い:実際の投球感と異なり、「疑問」との評価。

これらはBrunswickの工場条件下でのテスト結果に基づいている可能性があり、投球者やセンターによって印象が変わることを強調しています。

 

6. 単独での議論を呼ぶ領域

  • Danger Zone
    → Black Widow Tour V1の下に配置されているが、Ricochet Return並みに早く曲がるという声もある。

  • Dark Side
    → フリクション時の急激な反応を考慮すれば、より上位に配置されるべきという指摘。

 

7. 中堅〜比較されにくいボール群の可視化

  • Heckler HybridとCriterion Inverse:非常に近い位置にあり、類似性が明示された。

  • Ovation:妥当な強さ。

  • Combat:Oneよりやや強いとされる。

これらの情報は、これまでレビューや比較対象が少なかったボールを選ぶ際の重要な判断材料となります。

 

8. エントリー帯とウレタンボールの整理

■ エントリー〜ローミッドクラス

  • RAW:アングルが最も出る

  • Rhino:ややスムーズ

  • Twist:さらにスムーズ

Solid RhinoやSolid RAWは、Intel Reconに近い数値であり、「エントリーボール=極端に弱い」という認識を見直す材料となっています。

■ ウレタンゾーンの特徴

  • Purple Hammer:強さ7、スムーズ2

  • Crown 78:Purpleよりやや強くアングルあり

  • Black Hammer:最も遅く、最もスムーズ

素材の硬度や特性がそのままチャートに反映されており、Brunswickの明確な設計意図がうかがえます。

 

9. メンテナンスガイドの掲載

このチャートには、以下のようなゲーム数ごとのメンテナンス指針も掲載されています。

  • 使用後の軽清掃

  • 10ゲームごとの中間洗浄

  • 30ゲームごとの表面整備

  • 60ゲームごとの完全リフレッシュ(表面再生+デトックス)

これはBrunswickが、単に「買ってもらう」だけでなく、「性能維持」に対しても本気で取り組んでいる姿勢を示すものです。

 

新時代のボール選びを支える画期的チャート

Brunswickの「ボールモーション比較チャート」は、単なるプロモーション資料にとどまらず、ユーザーの選択眼を高め、より正確なボール選びを可能にする革新的なツールです。これまで情報の少なかった中堅ボールやエントリーモデルの位置づけも可視化され、あらゆる層のボウラーにとって有益な資料となっています。

また、このチャートは今後四半期ごとに更新予定であり、Brunswickが継続的に製品データを開示・整理していくという姿勢も評価できます。

制作者自身が「2025年最大級の出来事」と評したこのチャートは、Brunswickユーザーだけでなく、他メーカーの愛用者にとっても参考になる情報であり、今後のボール開発・比較コンテンツの基盤になる可能性を秘めています。

今後はこのデータを軸にした他社との数値比較や、パフォーマンスの統一指標化など、さらに広がりを見せることが期待されます。ボウラーにとっては、まさに“選ぶ力”を与えてくれるツールといえるでしょう。