第59回全日本プロボウリング選手権大会が開幕!
予選前半で激戦繰り広げる
年末を飾るビッグトーナメントが始動
日本のプロボウリング界における最高峰の戦い、「HANDA CUP 第59回全日本プロボウリング選手権大会」が2025年12月18日より、埼玉県の新狭山グランドボウルで華々しく開幕しました。
本大会は公益社団法人日本プロボウリング協会(JPBA)と国際スポーツ振興協会(ISPS)の共催により開催され、総額900万円の賞金をかけて全国から選抜された96名のトッププロが集結しました。
今大会は3日間にわたり開催され、12月18日には予選PartⅠ(6ゲーム)およびPartⅡ(6ゲーム)の計12ゲームが行われました。初日から波乱と熱戦が続き、トップ通過争いが熾烈を極めています。
注目の予選前半、上位選手の活躍
大会スケジュールの全体像
3日間にわたる全日本選手権のスケジュールは以下のとおりです:
12月18日(木)大会1日目:
予選PartⅠ(6G)=30フィートパターン
開会式
予選PartⅡ(6G)=38フィートパターン
12月19日(金)大会2日目:
予選PartⅢ(6G)=47フィートパターン
写真撮影(2026年広報用)
予選PartⅣ(6G)=55フィートパターン
※予選全24G終了後、上位36名が準決勝進出
12月20日(土)大会3日目(最終日):
準決勝(12G)=42フィートパターン
決勝(上位4名による全日本方式ステップラダー)
各日のレーンオイルパターンが異なることにより、選手たちには高度な対応力と柔軟な戦術が求められます。全日本独自の多段階な構成が、大会の奥深さを際立たせています。
成績上位選手のハイライト
初日終了時点で首位に立ったのは、大久保雄矢選手(プロショップ・エム/エムボウル所属)。12ゲーム合計スコアは2,734ピン、アベレージ227.83というハイレベルなスコアで堂々の1位となっています。
2位には平岡勇人選手(ラウンドワンジャパン)、3位には内藤広人選手(岩屋キャノンボウル)が続き、いずれも220点台後半の高得点をマーク。初日からハイレベルな戦いが展開されています。
■予選前半終了時点 上位36名(12ゲーム終了時点)
| 順位 | 選手名 | 所属 | スコア(12G) | アベレージ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大久保 雄矢 | プロショップ・エム/エムボウル | 2,734 | 227.83 |
| 2 | 平岡 勇人 | ラウンドワンジャパン | 2,716 | 226.33 |
| 3 | 内藤 広人 | 岩屋キャノンボウル | 2,709 | 225.75 |
| 4 | 佐藤 貴啓 | ドリームスタジアム太田 | 2,693 | 224.41 |
| 5 | 原口 優馬 | 愛知川ボウル | 2,689 | 224.08 |
| 6 | 安里 秀策 | 株式会社コロナワールド | 2,688 | 224.00 |
| 7 | 田中 椋也 | クァトロブーム | 2,685 | 223.75 |
| 8 | 和田 秀和 | ボウルアロー八尾/ABS | 2,674 | 222.83 |
| 9 | 川添 奨太 | ハイ・スポーツ社 | 2,658 | 221.50 |
| 10 | 甘糟 翔太 | 江の島ボウリングセンター | 2,631 | 219.25 |
| 11 | 斉藤 琢哉 | 伊勢原ボウリングセンター | 2,619 | 218.25 |
| 12 | 松田 力也 | グランドボウル/ABS | 2,604 | 217.00 |
| 13 | 森本 健太 | 蒲田イモンボウル | 2,599 | 216.58 |
| 14 | 斎藤 祐太 | 株式会社ボウルスター | 2,595 | 216.25 |
| 15 | 岡野 秀幸 | ミスズボウル | 2,592 | 216.00 |
| 16 | 小野 在由 | フリー | 2,583 | 215.25 |
| 17 | 小原 照之 | スターレーン | 2,581 | 215.08 |
| 18 | 立花 仁貴 | 洛陽総合高等学校 | 2,576 | 214.66 |
| 19 | 井口 遼太 | MOTIV Bowling Products | 2,567 | 213.91 |
| 20 | 倉持 悠人 | 大学ボウル | 2,561 | 213.41 |
| 21 | 遠藤 誠 | フリー | 2,543 | 211.91 |
| 22 | 御手洗 彰彦 | 松山中央ボウル | 2,541 | 211.75 |
| 23 | 鶴見 亮剛 | フリー | 2,531 | 210.91 |
| 24 | 村上 拓也 | ジョイナスボウル坂東 | 2,527 | 210.58 |
| 25 | 徳久 恵大 | メリーランドタケオボウル | 2,527 | 210.58 |
| 26 | 谷合 貴志 | 日本ケアクオリティ | 2,527 | 210.58 |
| 27 | 菊田 樹 | 東名ボール | 2,515 | 209.58 |
| 28 | 田中 義一 | 広島パークレーン | 2,514 | 209.50 |
| 29 | 山本 晃 | 伊賀にんにんボウル | 2,509 | 209.08 |
| 30 | 羽ヶ﨑 匠海 | クァトロブーム | 2,507 | 208.91 |
| 31 | 渡邉 航明 | 新小岩サニーボウル | 2,503 | 208.58 |
| 32 | 福丸 哲平 | グランドボウル | 2,501 | 208.41 |
| 33 | 宮澤 拓哉 | パークレーン高崎/上武大学 | 2,485 | 207.08 |
| 34 | 堀江 真一 | 大学ボウル | 2,476 | 206.33 |
| 35 | 水野 耕佑 | 岩屋キャノンボウル | 2,472 | 206.00 |
| 36 | 斉藤 征哉 | 江の島ボウリングセンター | 2,460 | 205.00 |
36位以内が準決勝へ進出
大会ルールでは、予選24ゲームの合計スコアに基づき、上位36名が準決勝へ進出できます。初日終了時点で36位に位置しているのは斉藤征哉選手(江の島ボウリングセンター所属)で、スコアは2,460ピン。今後の12Gの結果次第で順位は大きく変動する可能性があり、予断を許しません。
続く熱戦に注目、決勝進出は誰の手に?
12月19日には予選PartⅢとPartⅣが実施され、全24Gを通じた予選が完了。その後、36名による準決勝(12G)、さらに上位4名による決勝ステップラダーが控えています。
決勝では「全日本方式ステップラダー」が採用され、トップシードが敗北した場合のみ再決定戦が行われる特別ルールのもと、真のチャンピオンが決定されます。優勝賞金は250万円、さらに決勝でのパーフェクトゲームには100万円の賞金も用意されており、最後まで目が離せない展開が予想されます。
プロの技術と戦略がぶつかり合う「技の祭典」とも言える全日本選手権。熱いボウリングの戦いに、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。