坂倉凜が初優勝!
第46回JLBCクイーンズオープンプリンスカップで劇的勝利
歴史ある大会で新たなヒロイン誕生
2025年12月4日から6日にかけて、東京都・品川プリンスホテルボウリングセンターで開催された「第46回JLBCクイーンズオープンプリンスカップ」は、白熱の戦いの末に新たな女王が誕生しました。プロボウラー・坂倉凜選手(カニエJAPAN・アソビックス所属)が、強豪揃いの決勝トーナメントを勝ち抜き、自身初となるタイトルを獲得しました。
頂点を目指した96名の戦いとその結末
大会概要と進行
本大会はプロ159名、アマチュア113名(合計272名)が参加。予選ではABシフトに分かれて8ゲームを投球し、各シフト上位プロ24名、アマ24名、計96名が決勝トーナメントへ進出しました。
決勝トーナメントは2ゲームマッチで進行し、上位16名は1回戦シード。準決勝からは1ゲーム制のシュートアウト方式が採用され、ハイレベルな試合が繰り広げられました。
準決勝の攻防:4名によるサバイバルマッチ
準決勝では、緒方美空、霜出佳奈、宇山侑花、坂倉凜の4選手が対決。前回大会にも登場した霜出・宇山に対し、緒方・坂倉は初の準決勝進出とあって注目が集まりました。
序盤は霜出選手がリードするも、中盤からの混戦で形勢が揺らぎます。終盤、坂倉選手がストライクを連発して再逆転、霜出選手と共に決勝進出を果たしました。
決勝戦:経験 vs 勢いの頂上決戦
決勝の対戦は、経験豊富な霜出佳奈選手と、予選でパーフェクトゲームを達成した坂倉凜選手の一騎打ち。試合序盤は互角の展開となりましたが、中盤以降、坂倉選手の勢いは止まらず。10フレーム目までオールウェイ(全てストライク)という圧巻のパフォーマンスを見せ、最終スコア258で勝利しました。
姉妹の絆が導いた勝利
坂倉選手は大会期間を通して安定した投球を続け、準決勝では姉の坂倉にいな選手(5回戦敗退)と共に奮闘。試合後には「姉の分まで戦いました」とコメントし、感動的な瞬間となりました。
坂倉凜、堂々たる初タイトル獲得で新時代の幕開け
坂倉凜選手は、今回の勝利でプロ初優勝・初タイトルを手に入れました。パーフェクトゲームの達成に加え、シュートアウトと決勝での冷静な投球は、まさに女王誕生の瞬間でした。
今大会での活躍により、坂倉選手の今後の活躍がさらに期待されます。来週には全日本選手権も控えており、その勢いのまま連続優勝を狙えるか注目です。
■ 第46回 JLBCクイーンズオープンプリンスカップ 上位16名(プロ・アマ混合)
| 順位 | 選手名 | 所属 / 契約 | 賞金・副賞 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 坂倉 凜 | カニエJAPAN・アソビックス | 1,200,000円(優勝) |
| 2位 | 霜出 佳奈 | サンスクエアボウル / ハイ・スポーツ社 | 600,000円 |
| 3位 | 緒方 美空 | (株)コロナワールド / (株)ボウルスター | 450,000円 |
| 4位 | 宇山 侑花 | 小嶺シティボウル / ABS | 400,000円 |
| 5位 | 坂倉 にいな | カニエJAPAN・アソビックス | 260,000円 |
| 6位 | 小久保 実希 | ジョイナスボウル / ハイ・スポーツ社 | 230,000円 |
| 7位 | 大根谷 愛 | E-BOWLトマト西宮 | 200,000円 |
| 8位 | 田中 亜実 | フリー | 170,000円 |
| 9位 | 松尾 星伽 | ラウンドワンジャパン / ABS | 140,000円 |
| 10位 | 藤原 聖佳(アマ) | 神奈川 / アカフーボウル | ベストアマ・副賞 |
| 11位 | 濱﨑 姫琉(アマ) | 神奈川 / 桜ヶ丘ボウリングセンター | アマ2位・副賞 |
| 12位 | 内藤 真裕実 | フリー / サンブリッジ | 110,000円 |
| 13位 | 中島 瑞葵 | フリー / ABS | 90,000円 |
| 14位 | 安田 明香里 | 東興鉛鉄工業(株) | 80,000円 |
| 15位 | 小林 よしみ | イリスボウル | 70,000円 |
| 16位 | 川田 菜摘 | フリー / ABS | 70,000円 |