日本女子チーム、世界ボウリング選手権トリオ戦で銀メダルを獲得
佐藤・泉宗・渡辺組が準優勝の快挙
国際大会で輝いた日本女子トリオ
2025年12月1日から4日にかけて、香港で開催された2025 IBF世界ボウリング選手権大会。注目の女子トリオ戦で、日本代表の佐藤悠里選手、泉宗心音選手、渡辺希哩選手が見事準優勝を果たし、銀メダルを獲得しました。
激戦の中、各国の強豪チームを相手に粘り強い試合運びを見せた日本チームは、初戦こそ出遅れたものの、勝負所での集中力とチームワークを発揮。今大会でその実力を世界に証明する結果となりました。
予選から決勝までの道のり
予選10位からの巻き返し
日本チームは、12月2日の予選ラウンドで1,386点を記録し10位通過。この結果、予選上位16チームによる「2ndラウンド」に駒を進めました。2ndラウンドでは、A・Bの2グループに分かれての総当たり戦が行われ、日本はBグループ2位に並ぶ好成績を収めました。
しかし、同点で並んだ中国マカオ、アメリカとプレーオフを戦うことに。ここで日本は211点という高得点を叩き出し、3チーム中トップで決勝ラウンド進出を決めました。
決勝ラウンド:快進撃と惜敗
12月4日の決勝ラウンドでは、トーナメント方式で4チームが対戦。日本は準決勝にあたる3位決定戦でスウェーデンと対戦し、199対164、205対188で2ゲームを連取して決勝進出を果たしました。
決勝戦の相手は、強豪フィンランド。第1ゲームは179対162で日本が先制。しかし、第2ゲームを171対241で落とし、勝負は最終ゲームへ。ここで日本は粘りを見せるも、158対190で敗北。惜しくも準優勝となりました。
確かな手応えと今後の展望
日本女子チームが今大会で残した成果は、予選10位というスタートからの快進撃と、決勝での接戦を通して得られた貴重な経験です。銀メダルという結果はもちろん、チームとしての成長や国際大会で戦える力を証明する内容でもありました。
また、他の日本代表選手については、同じ女子トリオ戦に出場した石本美来・今井双葉・入江菜々美組が21位、男子トリオ戦では佐々木智之・畑秀明・安里秀策組が35位、齋藤大哉・佐藤滉介・村濱裕紀組が41位という結果でした。
今回の成果を糧に、次なる国際大会ではさらなる飛躍が期待されます。日本ボウリング界の今後に引き続き注目していきましょう。
トリオ戦 最終順位(女子)
優勝:フィンランド
準優勝:日本(佐藤悠里・泉宗心音・渡辺希哩)
予選:1,386点(10位)
2ndラウンド:Bグループ2位(5勝)
3位決定戦:対スウェーデン ○2-0(199-164/205-188)
決勝戦:対フィンランド ●1-2(179-162/171-241/158-190)
第3位:スウェーデン/デンマーク
第21位:日本(石本美来・今井双葉・入江菜々美) 1,333点(予選敗退)
トリオ戦 最終順位(男子・日本代表)
第35位:佐々木智之・畑秀明・安里秀策(1,409点)
第41位:齋藤大哉・佐藤滉介・村濱裕紀(1,376点)