PBA過去25年のトップ選手ランキング:第25位~第21位を発表!
四半世紀の進化と変革の中で輝いた選手たち
2000年以降の25年間、プロボウリング界は劇的な変化を遂げてきました。新たな投法である「両手投げ」が登場し、従来のスタイルに革命をもたらしただけでなく、ファッションや競技スタイルまでもが大きく進化。そんな激動の時代において、PBAは2025年で25シーズン目を迎え、それを記念して「過去25年間で最も優れた25人の選手」を発表しました。
ランキングは2000年から2025年の実績のみに基づいており、各種タイトル、上位入賞回数、年間最優秀選手賞(Player of the Year)などを点数化して選出されています。本記事では、まず第25位から第21位にランクインした選手たちに焦点を当てて紹介します。
25位~21位の注目選手たち
第25位:クリス・プレイザー(Kris Prather)|76ポイント
タイトル数: 通常タイトル4勝、メジャー2勝
上位5位以内入賞: 通常29回、メジャー6回
2019年に頭角を現し、翌年には4人のランキング上位者を破ってトーナメント・オブ・チャンピオンズで優勝。2022年にはメジャー大会を連続リードし、ワールドチャンピオンシップで劇的な勝利を収めました。
ダブルスのパートナーであるアンドリュー・アンダーソンを僅差で押さえて25位にランクインしたのも興味深い点です。このライバル関係が2026年のダブルス大会で再燃するか注目されます。
第24位:ライノ・ページ(Rhino Page)|76.5ポイント
タイトル数: 通常5勝、メジャー1勝
上位5位以内入賞: 通常26回、メジャー9回
2007年のツアー参戦以降、最初の3シーズンで着実に勝利を積み重ねたページ。新人としては異例の5度のファイナル進出を果たし、その年の収入記録は長らく破られませんでした。
2017年の全米オープン制覇は、彼をこのリストに確実に残す決定的な実績となりました。
第23位:ライアン・シェイファー(Ryan Shafer)|80ポイント
タイトル数: 通常5勝、メジャー優勝なし
上位5位以内入賞: 通常29回、メジャー13回
シェイファーは、2000年1月にようやく初優勝を果たすまで13年間ツアーを戦い続けてきた苦労人です。
メジャータイトルは獲得していないものの、13回のメジャー大会でトップ5入りした安定感と実力は特筆に値します。これは全選手中でトップ10に入る成績であり、このランキングへの選出はその一貫性を評価された結果と言えるでしょう。
第22位:マーシャル・ケント(Marshall Kent)|81.5ポイント
タイトル数: 通常6勝、メジャー1勝
上位5位以内入賞: 通常32回、メジャー6回
アマチュア時代から注目されていたケントは、2014年にプロデビュー。以来、期待に違わぬ活躍を見せています。
アマ時代の実績を加味すればランキング19位に浮上する計算となるだけに、今後のさらなる飛躍も期待されます。高い身体能力と集中力を武器に、確実にタイトルを重ねてきました。
第21位:ライアン・シミネリ(Ryan Ciminelli)|83.5ポイント
タイトル数: 通常7勝、メジャー1勝
上位5位以内入賞: 通常25回、メジャー8回
2015年の全米オープンでの優勝は、この世代でも最も印象的な勝利のひとつとされています。特に同大会で左投げの選手として唯一好成績を残した点は高く評価されました。
その年は3つのタイトルを獲得し、年間最優秀選手賞の候補にも名を連ねました。惜しくもジェイソン・ベルモンテに敗れたものの、その年の成績はキャリア最高の輝きを放ちました。
時代の流れと共に進化するPBA界のスターたち
2000年以降の四半世紀は、PBAにとって技術、スタイル、世代交代の連続でした。今回紹介した第25位から第21位の選手たちは、それぞれ異なる背景や個性を持ちながらも、確かな実績でこの激動の時代を駆け抜けてきました。
このランキングは、単なる勝敗数ではなく、選手たちの一貫した活躍、困難を乗り越えたストーリー、そして大会ごとのインパクトに光を当てた評価といえるでしょう。