激戦続くジャパンオープン三日目
女子シングルス&クイーンズ、男子マスターズ予選を一挙紹介
国内最大級のボウリング大会、稲沢で開催!
2025年10月31日(金)から11月3日(月・祝)にかけて、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルを舞台に「第47回STORMジャパンオープンボウリング選手権」が開催されています。日本国内のみならず、海外からも選手が集まるこの大会は、プロとアマチュアが同じ舞台で競い合う数少ないチャンスでもあります。
男女合わせて1296名が参加し、日本最大規模のオープントーナメントとして、連日白熱した試合が展開されています。
女子部門のトップ選手たちが魅せた至高の技術
◆女子シングルス戦:宮田澄子選手が僅差で栄冠!
11月2日に行われた女子シングルス戦では、宮田澄子選手が3ゲームで727ピン(平均スコア242.33)という驚異的なスコアをマークし、見事優勝を果たしました。2位にはわずか2ピン差で松永裕美選手(725ピン)が続き、ハイレベルな接戦が繰り広げられました。
さらに注目すべきは、3位の野仲美咲選手(702ピン)や、アマチュア最高位で5位に入賞した入江菜々美選手(672ピン)。アマチュア選手が上位に食い込む姿は、今後の女子ボウリング界にとって大きな希望となります。
その他にも、濱崎姫琉選手や西村美紀選手などの若手選手が見事な投球を披露し、観客の注目を集めました。
◆女子オールエベンツ:松永裕美選手が圧巻のトータルスコア!
チーム戦・ダブルス戦・シングルス戦の3種目、計9ゲームの合計点で競う女子オールエベンツでは、松永裕美選手が合計2087ピン(平均231.88)で堂々のトップ通過を果たしました。
各種目で安定した高得点を記録し、さすがの実力を発揮。特にダブルス戦では790ピン(3G)という驚異のスコアを記録しています。
その他の上位選手も実力者揃いで、寺下智香選手(2034ピン)や佐藤まさみ選手(1990ピン)が続きました。一方で、アマチュア選手の活躍も目立ち、泉宗心音選手(1972ピン)が4位に、西村美紀選手(1951ピン)が7位にランクイン。
プロとアマが互角に戦う、本大会ならではの緊張感と興奮が感じられた一戦でした。
◆クイーンズ予選:坂本かや選手が237アベで首位通過!
オールエベンツの上位100名が進出したクイーンズ予選では、坂本かや選手が8Gで1899ピン(平均237.37)という圧巻のスコアでトップ通過を果たしました。前半4Gで969ピン(242.25アベ)、後半も930ピン(232.50アベ)と安定感のある投球を披露し、まさに王者の風格を見せました。
続いて姫路麗選手(1862ピン)が2位、アマチュアの網代羅夢選手(1849ピン)が3位にランクイン。アマチュアでは他にも、濱崎りりあ選手(1836ピン・5位)や藤原聖佳選手(1825ピン・8位)が上位に名を連ねました。
男子マスターズ予選はアマ勢の快進撃!
11月2日に実施された男子マスターズ予選では、オールエベンツ上位通過者やシード選手など125名が参加し、8ゲームの合計スコアで上位46名が準決勝に進出しました。
◆1位通過はアマチュアの福満亮選手!
最大の注目を集めたのは、アマチュアの福満亮選手の快進撃です。前半4Gでは951ピン(平均237.75)、後半ではさらにスコアを伸ばして992ピン(平均248.00)。合計1943ピン(平均242.87)という驚異的な数字を叩き出し、堂々の予選1位通過を果たしました。
また、2位には志摩竜太郎選手(1914ピン)、3位には斉藤祐哉選手(1889ピン)が続き、ハイレベルな戦いが展開。全体として上位10名中4名がアマチュアという結果になり、男子部門でもアマチュア選手の実力の高さが際立つ形となりました。
アベレージ230を超える選手が多数登場し、技術面・メンタル面ともに高度な勝負が繰り広げられたことが伝わります。
プロとアマが火花を散らす“本気の勝負”はまだ続く
第47回STORMジャパンオープンは、女子・男子ともにアマチュア選手の活躍が際立つ展開となり、ここまで数々の熱戦が繰り広げられてきました。福満亮選手の男子マスターズ予選1位通過や、坂本かや選手によるクイーンズ予選トップ通過など、ハイレベルな投球が続出し、会場には驚きと歓声が響いています。
現在、準決勝・決勝へと進むステージに突入しており、ここからさらに緊迫した“勝負の一投”が展開されていくことでしょう。プロの技術と経験、アマチュアの勢いと挑戦心がぶつかり合う瞬間が、まさに今、稲沢グランドボウルで生まれ続けています。
“王者”の座を手にするのは誰か。その行方に、ますます注目が集まります。