
2025年PBAリージョナルプレイヤーズ招待大会(RPI)東地区予選が開幕!4選手が出場権を獲得
年末最大のボウリングイベントに向け、予選がスタート!
プロボウリング協会(PBA)が主催する、2025年「BowlTV PBA リージョナルプレイヤーズ招待大会(RPI)」に向けた最初の地区予選が、2025年9月中旬にデラウェア州ミドルタウンで開催されました。
この大会は、PBAおよびPBA50(50歳以上部門)の年間王者を決めるシーズン最終決戦とも言えるもので、アメリカ全土の各地区から選抜された選手たちが一堂に会し、激しい戦いを繰り広げます。
今回の予選会場となったのは、Mid County Lanes and Entertainment(ミッド・カウンティ・レーン&エンターテインメント)。この施設は地域でも有数のボウリングセンターで、数々のトーナメントが開催されてきた実績があります。
そしてこの大会で、東地区(East Region)から4名の選手が見事本大会への出場権を獲得しました。その熱戦の模様と、各選手のハイライトを以下で詳しくご紹介します。
PBA東地区予選、4選手がRPI本戦出場を決定!
◯ RPI本大会とは?
まずはRPIについて簡単に解説します。
「Regional Players Invitational(RPI)」は、PBAとPBA50ツアーのシーズンを締めくくる一大イベントで、今年度は2025年12月11日から14日まで、ネバダ州リノの「ナショナル・ボウリング・スタジアム(National Bowling Stadium)」にて開催される予定です。
この大会には、PBA部門から100名、PBA50部門から49名の選手が招待され、全国14の地区で実施される予選大会を勝ち抜いた選手だけが出場できます。
◯ 2025年最初の予選、東地区代表が決定!
今回、PBA東地区 BowlTV RPI予選大会(協賛:Bally’s Dover Casino Resort)で、以下の4選手が本戦出場を決めました。
アレックス・ホートン(Alex Horton)
ジョー・パルセック(Joe Paluszek)
アンドリュー・ホール(Andrew Hall)
アンドリュー・サスクレバ(Andrew Suscreba)
この4名は、予選ラウンドからラウンドロビン形式のマッチプレーに至るまで、安定したパフォーマンスを発揮し、見事上位入賞を果たしました。
◯ 熱戦の詳細:ホートン vs パルセックの頂上決戦!
予選8ゲームでは、ジョー・パルセック選手が首位通過。さらに、続く16ゲームのラウンドロビン・マッチプレーでも、パルセック選手は15ゲーム中15ゲームで首位を維持し、他の選手を圧倒する展開となりました。
しかし、ここで静かに猛追していたのが、アレックス・ホートン選手です。
ホートン選手は、両手投げスタイルの右利きボウラー。その安定感ある投球と高いスコアリング力で、ゲームごとにポイント差を着実に縮めていきました。
そしてついに、最終ゲーム(ポジションラウンド)に入る時点で、その差はわずか8ピン。
この重要な一戦で、ホートン選手は257ピン、パルセック選手は206ピンという結果に。
ホートン選手が逆転優勝を果たし、堂々の1位通過で本戦出場を決めました。
このように、最後の一投まで勝敗の行方がわからないスリリングな展開に、会場に詰めかけたファンからも大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
今後の予選スケジュールと注目ポイント
◯ 今後も続く地区予選。目が離せない戦いが続々!
東地区予選は幕を閉じましたが、2025年のRPI予選スケジュールはまだまだ続きます。全米のさまざまな地域で選手たちがしのぎを削る予定です。
以下に、今後の注目すべき予選日程の一部を紹介します:
地域 | イベント名 | 開催日 | 開催地 |
---|---|---|---|
PBA50 サウスウェスト | Waxahachie BowlTV RPI Qualifier | 9月19日〜21日 | テキサス州 ワクサハチー |
PBA セントラル | Family Ford of Bluffton Central Open | 10月3日〜5日 | インディアナ州 ブラフトン |
PBA ミッドウエスト | Strike N Spare 2 Midwest Qualifier | 10月24日〜26日 | イリノイ州 ロックポート |
PBA50 ウエスト | BowlTV PBA50 RPI Classic | 11月8日〜9日 | ネバダ州 ラスベガス |
PBA50 ノースウエスト | Gary Mage Memorial Qualifier | 10月10日〜12日 | ワシントン州 レイクウッド |
※すべてのスケジュールは公式サイトにて随時更新中。
ボウリングは「最後の1投まで勝負」
今回の東地区予選は、アレックス・ホートン選手の粘り強い逆転劇が最大のハイライトでした。
パルセック選手の長時間にわたる首位キープと、それを追い詰めたホートン選手の集中力、そして最後の一投での逆転劇は、まさにスポーツの醍醐味を体現するものでした。
ボウリングは一見地味なスポーツと思われがちですが、メンタルと技術が極限で求められる頭脳戦かつ体力勝負の競技です。今後も、全国各地で繰り広げられる熾烈な予選を通して、新たなスター選手が生まれることでしょう。