2025年PBAハリー・ゴールデン新人賞候補者が発表
注目のルーキーたちの活躍を徹底解説

PBAツアーの未来を担うルーキーたちに注目

2025年のPBAツアーで最も活躍した新人選手に贈られる「ハリー・ゴールデンPBAルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)」の候補者が発表されました。この賞は、伝説的なPBAトーナメントディレクターであり、1983年にPBA殿堂入りを果たしたハリー・“グース”・ゴールデン氏にちなんで名付けられたものです。

本年度は、4人の有望な選手が候補に挙げられており、それぞれがルーキーイヤーながらも目覚ましい成果を残しています。この記事では、各候補者の実績とプレースタイルに注目し、誰がこの栄誉ある賞を手にする可能性があるのかを探っていきます。

 

2025年ルーキー・オブ・ザ・イヤー候補者の紹介

1. ライアン・バーンズ(Ryan Barnes)

  • 獲得ポイント: 12,188

  • 賞金総額: $113,502(ルーキー新記録

  • 平均スコア: 220.12

  • 主な実績:

    • メジャー大会で準優勝(PBAプレイヤーズ選手権)

    • トップ5入り:3回

    • PBAプレーオフ進出(ルーキーとしては初)

ルーキーながら12大会で賞金獲得を達成し、安定感を示したバーンズは、すでにプロの中でも一目置かれる存在です。史上初めて賞金6桁を突破したルーキーとして、その実力は折り紙付きです。

 

2. キャム・クロウ(Cam Crowe)

  • 獲得ポイント: 4,455

  • 賞金総額: $19,825

  • 平均スコア: 213.39

  • 主な実績:

    • 開幕戦で9位入賞(PBAデラウェア・クラシック)

    • トップ25入り:6回

左利きの二刀流ボウラーとして将来性に期待がかかるクロウは、シーズン序盤から安定した成績を収めました。4度のトップ20入りを果たし、ポテンシャルの高さを感じさせる1年となりました。

 

3. ダレン・オン(Darren Ong)

  • 獲得ポイント: 4,570

  • 賞金総額: $28,800

  • 平均スコア: 222.25

  • 主な実績:

    • PBAヴァイパー選手権優勝(EJタケットに勝利)

    • 完全試合3回

    • PBA世界選手権で15位

シンガポール出身のオンは、アジア初のPBAタイトル獲得者として注目されました。出場試合数は少ないながらも、インパクトのある実績を残し、評価を高めています。

 

4. ヘイデン・スティピック(Hayden Stippich)

  • 獲得ポイント: 3,750

  • 賞金総額: $22,288

  • 平均スコア: 212.10

  • 主な実績:

    • イリノイ・クラシックで8位入賞

    • USBCマスターズで25位

中盤に怪我と体調不良で苦しみながらも、後半に巻き返したスティピック。トライアルでの優勝からプロ入りを果たし、ルーキーイヤーとしては堅実な結果を残しました。

 

2025年の栄冠は誰の手に?注目の投票結果は今月発表

2025年のハリー・ゴールデンPBAルーキー・オブ・ザ・イヤーは、才能と実績を兼ね備えた4人の中から選出されます。

特に、ライアン・バーンズが得点・賞金ともに他を圧倒しており、有力候補と見られていますが、他の候補者たちも個性と実績を兼ね備えており、投票の行方は予断を許しません。

PBA会員による投票はすでに開始されており、受賞者の発表は「12月9日の週」に予定されています。
果たして、誰がルーキーの頂点に輝くのか――今後の発表に注目です。

 

【参考:過去の受賞者一覧】

  • 2024年: ネイト・パーチェス

  • 2023年: コルテス・シェンク

  • 2022年: サントゥ・タヴァナイネン

  • 2021年: マット・ルッソ

  • 2020年: 該当者なし(パンデミックの影響により翌年へ持ち越し)

  • 2019年: マイケル・ホリマン

  • 2018年: キャムロン・ドイル

  • 2017年: マット・サンダース

  • 2016年: フランソワ・ラボア

  • 2015年: イェスパー・スベンソン