白熱の戦い再び!第18回MKチャリティカップ予選終了、準決勝進出者が決定!

京都の地で繰り広げられるボウリングの祭典

2025年9月11日(木)〜13日(土)、京都・MKボウル上賀茂にて「第18回MKチャリティカップ」が開催され、全国からトッププロとアマチュアが一堂に会し、熱戦が繰り広げられています。本大会は、チャリティの理念のもとに毎年行われており、収益の一部は障害者支援や福祉事業に活用されます。

11日・12日の2日間にわたって行われた予選10ゲームが終了し、上位32名が13日の準決勝進出を決めました。

 

予選を勝ち抜いた32名の実力派たち

トップ通過は中島瑞葵選手!圧巻のパフォーマンス

予選首位で準決勝進出を決めたのは、中島瑞葵選手(フリー/ABS)。前半5Gで1250ピン(アベレージ250.00)、後半5Gで1056ピン(アベレージ211.20)という安定感ある成績で、合計2306ピンを記録しました。

特に前半のスコアは圧巻で、268点・255点・274点といったハイスコアを連発。観客の拍手を集める場面が続き、「今大会の優勝候補筆頭」と言っても過言ではありません。

 

接戦の上位争い、安定感ある実力者たち

2位には霜出佳奈選手(サンスクエアボウル/ハイ・スポーツ社)が入りました。トータル2270ピンで、前半平均233.80・後半平均220.20と前後半ともにブレのないスコアを維持。決勝ラウンドで勝負強さを発揮できるか注目されます。

3位は緒方彩音選手(コロナワールド/ボウルスター)。前半5Gで平均240.20と抜群の爆発力を見せつけ、序盤から会場を沸かせました。さらに、4位の近藤菜帆選手(ALSOK愛知)も後半で230.20の高アベをマークし、最後まで勢いを保っています。

このように上位陣は誰が抜け出してもおかしくない大混戦となっており、準決勝以降も目が離せません。

 

ベテラン勢と若手の共演

5位の丹羽由香梨選手(カニエJAPAN・アソビックス)は安定した投球で219.6のアベレージを記録し、ベテランらしい落ち着いた試合運びを披露しました。
また、7位には人気プロの寺下智香選手(神戸六甲ボウル/サンブリッジ)
が入り、序盤の279点を含む豪快な投球で存在感を見せています。

さらに、11位の宇山侑花選手(小嶺シティボウル/ABS)や13位の岸田有加選手(ACTエースレーン/STEEL SPORTS)といった、実績豊富なプレイヤーたちも順当に準決勝へ駒を進め、ベテランと新鋭が入り混じる興味深い顔ぶれとなりました。

 

アマチュア勢の快進撃!

今大会の大きなトピックはアマチュア選手の躍進です。

  • 髙田真帆選手(江の島ボウリングセンター)が18位で堂々の準決勝進出。

  • 澤野澪選手(ラウンドワン京都伏見店)は24位と健闘。

  • 中村華世選手(J-BOWL御坊)も31位で滑り込み、見事に決勝進出枠を確保しました。

プロと肩を並べて戦う姿に、多くの観客が声援を送りました。アマチュアがこの先さらに上位に食い込むことができれば、今大会最大のサプライズとなるでしょう。

 

女子ボウリング界を牽引するスター選手たち

大会常連でファンからの支持も厚い姫路麗選手(フリー)は19位で通過。安定した投球ながら、決勝での勝負強さに期待が集まります。また、優勝経験者でもある松永裕美選手(ABS)は58位とやや苦戦し、惜しくも予選落ちという波乱もありました。

このように、スター選手たちが順調に駒を進める一方で、予想外の結果も生まれており、改めて「勝負の厳しさ」を実感させる展開となっています。

 

13日決戦へ、女王の座をかけた熱戦は続く!

9月13日(土)には、男女ともに準決勝(5G)決勝ラウンドロビン(8G)、そしてTV決勝ステップラダーが行われ、いよいよ優勝者が決定します。

また、本大会はスカイAで10月3日から順次放送されるほか、JPBA公式チャンネルでのライブ配信も予定されており、全国のファンがこの熱戦を見届けることができます。

社会貢献と競技スポーツの融合」を掲げるMKチャリティカップは、ボウリング界にとって特別な存在です。準決勝・決勝では、果たして誰が頂点に立つのか――新たな女王誕生の瞬間をぜひ見届けましょう。

第18回MKチャリティカップ 女子予選 上位32名成績一覧

順位選手名所属 / 契約合計ピンアベレージ前半5G後半5G
1中島 瑞葵フリー / ABS2306230.612501056
2霜出 佳奈サンスクエアボウル / ハイ・スポーツ社2270227.011691101
3緒方 彩音コロナワールド / ボウルスター2258225.812011057
4近藤 菜帆ALSOK愛知株式会社2236223.610851151
5丹羽 由香梨カニエJAPAN・アソビックス2196219.611151081
6幸木 百合菜相模原パークレーンズ2192219.210081184
7寺下 智香神戸六甲ボウル / サンブリッジ2183218.311541029
8桑藤 美樹スポルト / ABS2177217.710001177
9川﨑 由意アイキョーボウル / サンブリッジ2176217.610691107
10金子 萌夏相模原パークレーンズ2173217.311291044
11宇山 侑花小嶺シティボウル / ABS2159215.910131146
12小久保 実希ジョイナスボウル / ハイ・スポーツ社2153215.310481105
13岸田 有加ACTエースレーン / STEEL SPORTS2152215.210361116
14大根谷 愛E-BOWLトマト西宮2139213.911381001
15新舎 菜々美コスモレーン貝塚2133213.31157976
16安藤 瞳東名ボール2121212.110551066
17坂倉 にいなカニエJAPAN・アソビックス2118211.810861032
18髙田 真帆☆アマ江の島ボウリングセンター2114211.410351079
19姫路 麗フリー2112211.210571055
20越智 真南平和島スターボウル / ABS2111211.19791132
21原野 萌花フラワーボウル2102210.210151087
22石田 万音アルゴセブン / ハイ・スポーツ社2079207.910611018
23松尾 星伽ラウンドワンジャパン / ABS2079207.99861093
24澤野 澪☆アマラウンドワン京都伏見店2078207.810351043
25久保田 彩花相模原パークレーンズ2069206.910461023
26倉田 萌サッポロオリンピアボウル2067206.71123944
27飯田 菜々サンスクエアボウル2060206.01088972
28内藤 真裕実フリー / サンブリッジ2058205.810301028
29三上 彩奈STAR LIKE BOWL2043204.310331010
30チョン・ヨンヒャンエナジックボウル美浜2043204.39771066
31中村 華世☆アマJ-BOWL御坊2043204.31105938
32名和 秋コロナワールド2041204.19791062

男子予選を制したのはアマチュア・日比正裕選手!

トップ通過は日比正裕選手!堂々のアマ快挙

男子予選を制したのは、なんとアマチュアの日比正裕選手(岡崎サンボウル)。合計2449ピン(アベレージ244.9)という圧巻のスコアで、堂々の首位通過を果たしました。

前半5Gでは1210ピン(平均242.0)、後半5Gでは1239ピン(平均247.8)を叩き出し、ほぼノーミスの安定感でプロを圧倒。特に後半の244・246・256・248・245という並びは圧巻で、観客席からは大きな拍手と驚きの声が上がりました。

 

上位陣はビッグゲーム連発のハイレベルな戦い

2位に入ったのは福原尊選手(コロナワールド)で、2393ピン。序盤こそ波がありましたが、後半に287点・255点と爆発し、安定感のある投球を披露しました。

3位は田沢広也選手(BeHAS株式会社)で2372ピン。中でも300点を記録し、会場を大歓声に包みました。大会でのパーフェクト達成は、やはり大きな注目ポイントです。

4位にはアマチュアの菅原奏選手(ステーションボウル新田辺)が2360ピンで続き、アマ勢の活躍が光る大会となりました。

さらに、5位には安里秀策選手(コロナワールド)、6位には中江文義選手(MKボウル上賀茂・アマ)がランクイン。上位10名のうち実に4名がアマチュアという、異例の展開となっています。

 

驚きの300ゲーム、そして逆転劇

見どころのひとつは、やはりパーフェクトゲーム(300点)田沢広也選手が3ゲーム目に達成し、場内は大歓声に包まれました。さらに水本有希選手(ボウルアロー松原店)も300点を記録し、最終的に9位で通過。二人の“300ボウラー”が準決勝でどんな活躍を見せるのか、注目が集まります。

また、原口優馬選手(愛知川ボウル)は序盤苦戦するも、後半で280点をマークし、大きく順位を上げて15位で通過

 

プロとアマの拮抗、準決勝は大混戦必至

本大会の男子予選では、プロの実力者たちも順当に勝ち残りました。伊吹太陽選手(ラピュタボウル/ABS)津島健次選手(フタバボウル/ハイ・スポーツ社)永野すばる選手(相模原パークレーン)らが上位に食い込み、経験値を活かした試合運びで準決勝進出を決めています。

一方で、若手やアマチュアの躍進も目立ち、準決勝では「経験か、勢いか」という構図が浮き彫りに。特に、日比選手・菅原選手・中江選手といったアマ勢がここまで上位を独占している状況は、これまでのMKカップでも珍しい展開です。

 

頂点を目指す戦いは最終日へ!

男子の予選では、アマチュア選手の台頭最大の話題となりました。日比正裕選手の首位通過をはじめ、複数のアマ選手がベテランプロを抑えて準決勝へ進出。ボウリング界に新たな風を吹き込む結果となっています。

9月13日(土)には、男女準決勝(5G)・決勝ラウンドロビン(8G)・TV決勝ステップラダーが行われ、ついに優勝者が決定します。優勝賞金150万円に加え、副賞として男子は日産「ノート e-POWER」が贈られるとあって、選手たちのモチベーションは最高潮です。

次なる注目は、プロの意地か、アマの勢いか歴史的な瞬間が生まれる予感が漂うMKチャリティカップから目が離せません。

第18回MKチャリティカップ 男子予選 上位32名成績一覧

順位選手名所属 / 契約合計ピンアベ前半5G後半5G
1日比 正裕☆アマ岡崎サンボウル2449244.912101239
2福原 尊(株)コロナワールド2393239.311611232
3田沢 広也BeHAS(株)2372237.211701202
4菅原 奏☆アマステーションボウル新田辺2360236.011991161
5安里 秀策(株)コロナワールド2341234.111611180
6中江 文義☆アマMKボウル上賀茂2288228.811361152
7伊吹 太陽ラピュタボウル / ABS2288228.810491239
8宮崎 雄介☆アマMKボウル上賀茂2283228.311501133
9水本 有希ボウルアロー松原店2271227.111891082
10横地 優輝フリー2270227.010811189
11鶴見 亮剛フリー2262226.210781184
12太田 貴久J-BOWL御坊2252225.210361216
13坂本 就馬永山コパボウル2242224.211961046
14淺川 啓大☆アマ神戸六甲ボウル2239223.911551084
15原口 優馬愛知川ボウル / ハイ・スポーツ社2236223.610251211
16市原 竜太平和島スターボウル2234223.411401094
17津島 健次フタバボウル / ハイ・スポーツ社2231223.111001131
18紺谷 涼太☆アマMKボウル上賀茂2227222.711121115
19堀江 真一大学ボウル2222222.211221100
20倉持 悠人大学ボウル2221222.110891132
21永野 すばる相模原パークレーン2221222.111531068
22勝元 貴也☆アマMKボウル上賀茂2210221.011041106
23甘糟 翔太江の島ボウリングセンター2210221.010971113
24羽賀 秀和エムズケイ(株)2208220.810951113
25大藪 信太郎☆アマMKボウル上賀茂2204220.411241080
26斉藤 琢哉伊勢原ボウリングセンター2202220.210861116
27藤井 信人ITカンファー(株) / ハイ・スポーツ社2202220.210361166
28川添 奨太ハイ・スポーツ社2196219.611041092
29斎藤 祐太(株)ボウルスター2195219.511441051
30谷合 貴志(株)日本ケアクオリティ / ユウキシステムサービス2194219.411491045
31山本 勲ABS2193219.311311062
32山口 直矢☆アマMKボウル上賀茂2193219.311501043

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詳しい成績や最新情報については、以下の公式ページをご参照ください:

 👉  第18回 MKチャリティカップ