2025年PBAツアー最終戦「ストーム・ラッキー・ラーセン・マスターズ」
スウェーデンで熱戦中

世界が注目する国際大会、ヘルシンボリで開幕

2025年のPBAツアー最終戦に位置づけられる「ストーム・ラッキー・ラーセン・マスターズ」が、スウェーデン・ヘルシンボリの「オリンピア・ボウリング」にて8月22日からスタートしました。本大会は、シーズンを締めくくる唯一の国際タイトルイベントとして、多くの注目を集めています。

世界中から精鋭ボウラーたちが集い、連日熱戦が繰り広げられており、全ラウンドは公式YouTubeチャンネルでライブ配信されているため、世界中のファンがリアルタイムで観戦可能です。

 

世界各国のスターが集結、スクワッドごとの激闘と注目選手

■ 大会の特徴とフォーマット

本大会はPBA(プロ・ボウラーズ・アソシエーション)ツアーにおける最終タイトル戦であり、他大会と一線を画す国際的規模で開催されている点が大きな特徴です。期間中は1日に複数の「スクワッド(予選グループ)」が行われ、選手たちは6ゲームのシリーズを投球。スコア上位者が最終日のマッチプレーおよびチャンピオンシップラウンド(8月31日)へと進出します。

昨年の優勝者であり地元スウェーデン出身のイェスパー・スヴェンソンは、連覇をかけて今大会に参戦中。母国での開催ということもあり、ファンからの応援も一層熱を帯びています。

 

■ 各スクワッドの注目結果と選手紹介

以下は、スクワッド9終了時点での結果と主な選手の動向です。

 
【総合上位ランキング(スクワッド9終了時点)】
順位選手名国籍総得点(6ゲーム)ハンディキャップ(+)
1位トゥン・ハキムマレーシア1,375+175
2位ウィリアム・スヴェンソンスウェーデン1,352+152
3位ノエル・ハグルンド・トルゲルセンスウェーデン1,327+127
4位ジェームズ・ブロムグレンスウェーデン1,317+117
5位アントン・アルグレンスウェーデン1,312+112
 
【スクワッド9】

トゥン・ハキム(マレーシア)が1,375ピンを記録し、総合トップに立つ。彼はPBAカメレオン選手権でマレーシア人初のPBAツアータイトルを獲得しており、さらなる快挙へ前進中。

【スクワッド8】

アントン・アルグレン(スウェーデン)が1,312ピンをマークし、他の選手を大きく引き離してグループ首位に。安定した投球が光る。

【スクワッド7】

ウィリアム・スヴェンソンが2度目の出場で1,327ピンを記録し躍進。さらに、エマ・ハルトゥネン1,227ピン女子選手として初めて平均200超えを達成。

【スクワッド6】

ダン・ハーディング(イングランド)が1,297ピンでスクワッド6を制覇。現在総合6位に位置。

【スクワッド5】

左投げのジェームズ・ブロムグレン1,317ピンでフィールドを圧倒。大会の顔でもあるマーティン・ラーセン1,285ピンで3位にランク。

【スクワッド4】

ノエル・ハグルンド・トルゲルセン1,327ピンで総合2位へ躍進。スウェーデン勢がトップ4を独占する中、アメリカのトミー・マクニールが健闘。

【スクワッド3(U-21枠)】

オンドレイ・プレコップ(チェコ)が270スタートからの1,286ピンで若手部門をリード。次世代スターの予感。

【スクワッド2】

ウィリアム・スヴェンソンが初出場で1,352ピンを記録し、大差でグループトップ。2度目の出場で再び好成績を残しており、今大会のキープレイヤーの一人。

【スクワッド1】

開幕グループではアンダース・ヨハンセン(ノルウェー)が1,297ピンでトップに。初日は慎重な立ち上がりながら、今後に期待がかかる。

 

世界の頂点を懸けた戦い、頂点に立つのは誰か

「ストーム・ラッキー・ラーセン・マスターズ」は、まさに国際ボウリング界の祭典。スウェーデン勢の活躍が際立つ一方で、アジアやヨーロッパからの新星たちが台頭しており、過去最大級の混戦模様となっています。

特に注目すべきは、トゥン・ハキムの記録的なシリーズと、若手選手たちの突き上げ。8月31日のマッチプレーおよびチャンピオン決定戦では、どの選手が頂点に立つのか、最後まで目が離せません。

なお、全ラウンドは「Storm Lucky Larsen Masters」公式YouTubeチャンネルでライブ配信中。世界最高峰の戦いを見逃さないよう、今後の結果にも注目を続けていきましょう。