注目の女子ボウリング大会が大阪で開幕

2025年7月25日、大阪府枚方市のボウリング場「WAVE34」にて、「大岡産業レディース［THE OPEN］トーナメント2025」がついに開幕しました。本大会は、公益社団法人日本プロボウリング協会（JPBA）主催の女子プロトーナメントであり、年々注目度を増している一大イベントです。

参加者は、全国のトップ女子プロボウラー85名に加え、選抜されたアマチュア選手5名を含む計90名。3日間にわたる戦いの先には、賞金総額500万円、優勝賞金120万円、さらには北海道旅行＆らんこし米60kgの副賞が待ち構えています。

さらに、スカイAによるテレビ放映や、JPBA LIVEでのライブ配信も行われるなど、ファンにとっても見逃せない大会となっています。

予選前半8Gで見せた熱い投球戦

圧巻のボウリング！岩見彩乃プロが首位を独走

予選前半（8G）を終えた時点での暫定1位に輝いたのは、アイキョーボウル所属の岩見彩乃プロ。トータルスコアは1,915ピン、1G平均239.37ピンという、まさに“神がかった”スコアを叩き出しました。

前半4Gでは279ピンというハイスコアを記録、後半も安定して247ピン、257ピンと続き、抜群の安定感と爆発力を兼ね備えた内容でした。周囲からの期待とプレッシャーを跳ねのける堂々たる投球は、まさに今大会の主役にふさわしいものでした。

実力者が続々と上位へ

2位には、幸木百合菜プロ（相模原パークレーンズ）がランクイン。トータル1,852ピン／AVG 231.50と、こちらもハイアベレージを記録しました。昨年の覇者でもある彼女は、堅実かつ攻撃的なスタイルで着実に上位進出を狙います。

3位には、N&K Co., Ltd.所属の鶴井亜南プロ（1,833ピン／AVG 229.12）、4位にはベテランの松永裕美プロ（1,814ピン／AVG 226.75）、5位には久保田彩花プロと、実績ある選手たちが上位に名を連ねています。

特筆すべきは、トップ10の平均スコアがすべて210ピン超えという高水準な争いであること。まさに女子ボウリング界のトップレベルの戦いが繰り広げられていることを物語っています。

若手と中堅選手の台頭も

また、中堅〜若手世代の躍進も見逃せません。6位の中島瑞葵プロ（フリー／ABS）は、後半で277ピン・255ピンと一気に追い上げを見せ、トータル1,761ピンでフィニッシュ。今後の展開次第では、表彰台も狙える位置につけています。

さらに、8位の太琳華プロ（フリー）、9位の飯田菜々プロ（サンスクエアボウル）、10位の野仲美咲プロ（ココレーン）なども着実に上位をキープし、激戦区の様相を呈しています。

アマチュア選手たちの健闘

アマチュア選手もプロ顔負けのスコアで健闘を見せています。中でも注目は、戸塚知菜選手（アソビックスびさい）。予選前半8Gを終えて1,622ピン（AVG 202.75）をマークし、暫定で全体42位につけています。プロ選手を含めた90名中でのこの成績は、まさにアマチュアとして誇れる内容です。

ボールやレーン条件も勝負の鍵

今回の大会では、JPBAレジェンドシリーズの特別オイルパターン（初日はSAITOパターン、決勝日はTANIGUCHIパターン）が採用されており、選手にとっては対応力も試される内容です。登録できるボールは最大12個、実際の持ち込みは6個までと制限されており、戦略的なボール選びも重要な勝因となります。

決勝ラウンドでの頂上決戦に期待

3日間の熱戦は、今後準決勝・決勝ラウンドロビン・TV決勝ステップラダー方式へと進んでいきます。予選16Gトータルで上位30名が準決勝へ進出し、そこからさらに上位8名が決勝ラウンドへとコマを進めます。

見どころは、TV決勝でのパーフェクトゲーム達成時に授与される100万円の賞金。狙える選手が複数名おり、後半戦でも高得点ラッシュが期待されます。

そして、決勝はスカイAの「パーフェクトボウリング」で放映予定。また、JPBA LIVEでのライブ配信も予定されており、全国のファンがリアルタイムで観戦可能です。

栄冠を手にするのは誰か？
一瞬の油断も許されない、ボウリングの真剣勝負は続きます。注目の「大岡産業レディース［THE OPEN］トーナメント2025」——そのクライマックスをぜひお見逃しなく。