2025年7月15日（火）、神奈川県川崎市の川崎グランドボウルにて「JPBAシーズントライアル2025 サマーシリーズ（B会場）」が開催されました。本大会は公益社団法人日本プロボウリング協会（JPBA）主催の公式競技会で、各地で開催されるシリーズ戦の一環として位置づけられています。53名の選手が出場し、予選から決勝まで一日で熱戦が繰り広げられました。

決勝

決勝は8名によるシュートアウト方式で行われました。初戦（1stマッチ）からの勝ち上がりを制し、最終戦では279ピンのハイスコアで圧巻の勝利を収めたのは、山本勲選手（44期・ABS）。1位通過の木村晃選手（60期・ボウルスター）との対戦を制し、山本選手はシーズントライアル通算16勝目を挙げました。この勝利により、自身が持つシーズントライアル最多優勝記録をさらに更新しました。

決勝スコア概要

• 1stマッチ勝者：井口遼太選手（227ピン）

• 2ndマッチ勝者：山本勲選手（213ピン）

• 優勝決定戦：山本勲 279 – 木村晃 189

入賞者リスト

準決勝

準決勝は、予選上位27名による4ゲームのスコアを加算した12Gトータルで争われました。トップ通過は木村晃選手で、トータル2,582ピンと安定したスコアで首位を守り抜きました。続いて小野在由選手、遠藤誠選手、山本勲選手らが上位に食い込み、決勝進出を決めました。

予選

予選は53名による8ゲームで実施され、上位27名が準決勝へと駒を進めました。ハイスコアを記録したのは小野在由選手で、トータル1,740ピン・アベレージ217.50という高得点をマークしました。一方、278ピンを記録した井口遼太選手や、931ピン（4G）の木田大輔選手の爆発力あるゲームも会場を沸かせました。

解説とまとめ

本大会は山本勲選手の圧巻の優勝によって幕を閉じました。279ピンという勝負強さを見せた決勝戦は、ベテランの経験と技術が光る場面でした。また、準決勝・予選を通しても、若手から中堅選手までが高水準のスコアを連発し、次回大会への期待が高まります。シーズントライアルは今後も各地で続いていくため、選手たちの動向から目が離せません。