注目のJPBAトーナメントが伊勢原で開幕

2025年6月19日（木）から22日（日）にかけて、神奈川県伊勢原ボウリングセンターを舞台に開催されているのが、今年で大きな注目を集めている「大安興業プレゼンツ シーホースカップ JPBAプレイヤーズトーナメント2025」です。

本大会は、総額賞金1,350万円、うち優勝賞金は500万円（副賞含む）というビッグイベント。大会には、トーナメントシードプロ、永久シード、推薦選手、選抜大会通過者など、実力派の男子プロが集結しました。4日間にわたるタフなスケジュールの中で、各選手が持てる力をぶつけ合っています。

予選ラウンドは全24ゲーム。その前半12G（1stステージ＋2ndステージ）が6月20日に実施され、上位争いが白熱する展開となりました。

予選前半12G、熱戦の中で輝いたトップ選手たち

圧巻の首位！山本勲プロが予選をリード

予選前半を終え、合計2,746ピン・アベレージ228.83という圧巻のスコアで堂々の1位に立ったのが山本勲プロ（ABS）。
1stステージ（6G）では1,334ピン（アベレージ222.33）と安定したスコアを刻み、2ndステージ（6G）では1,412ピン（アベレージ235.33）と大きく伸ばしてきました。

特に注目したいのは、第3シリーズ（7G〜9G）でのスコア。
この3ゲームでは253→244→233でトータル730ピン、アベレージ243.33を記録。さらにその前の第2シリーズ（4G〜6G）では245→223→235で703ピンと、2シリーズ連続で700ピン超えを達成し、驚異的な集中力と安定感を発揮しています。

すでにトップ24進出はほぼ確実な位置におり、後半12Gでもこの勢いを維持できるかに注目が集まります。まさに“王者の風格”を感じさせる予選パフォーマンスです。

僅差の2位争い！斎藤祐太プロと内藤広人プロが猛追

2位には斎藤祐太プロ（株式会社ボウルスター）が入り、トータル2,731ピン・アベレージ227.58と山本プロに肉薄。特に2ndステージでは239.83の高アベレージを叩き出し、終盤の217→278→259＝754ピンという爆発的なスコアで大きく順位を上げました。

3位には内藤広人プロ（岩屋キャノンボウル）が2,694ピンで続いており、最終シリーズで299ピンを含む793ピン（225→299→269）という圧巻のパフォーマンス。爆発力のある投球が魅力で、決勝進出に向けて勢いを加速させています。

上位に名を連ねるベテランと新鋭たち

4位の田中椋也プロ（クァトロブーム）も好調で、2ndステージでは237→258→245＝740ピンと高スコアをマーク。6位の大久保雄矢プロも1stステージでトップの223.50アベレージを記録し、2ndではややスコアを落としたものの、後半の盛り返しに期待がかかります。

また、10位の福丸哲平プロ（グランドボウル）や、12位の安里秀策プロ（コロナワールド）といった中堅勢も、確かな技術と経験で上位をキープ。誰が抜け出してもおかしくない実力伯仲の状況です。

ボーダーラインは2,446ピン…後半での“逆転ドラマ”にも注目

24位以内が次ラウンド進出の条件となる中で、現在のボーダーラインは福原尊プロの2,457ピン（アベレージ204.75）。そこから数十ピン差で30人以上がひしめき合う大混戦となっており、3rd・4thステージでの逆転劇も十分にあり得ます。

中でも、砂子明廣プロ（現在14位）や藤井信人プロ（15位）といったトーナメント経験豊富な実力派も控えており、後半に強い選手の“爆発”が期待されます。

運命の後半戦へ――誰が24人の枠を掴むのか？

予選前半12Gを終えて、トーナメントは一層熾烈さを増しています。6月21日（土）には、残る12G（3rdステージ・4thステージ）が行われ、予選トータル24Gのスコアに基づき、上位24名が決勝ラウンドへ進出します。

その後、6月22日（日）にはTop24→Top12→決勝ステップラダーと続き、王者が決まる瞬間が訪れます。優勝賞金500万円と名誉をかけて繰り広げられるこの戦い。今後も一投一投に目が離せません。

📺 大会はJPBA LIVEにて配信中！

現地に行けない方も、JPBA公式チャンネルにてライブ配信されています。歴史に残る名勝負を、ぜひリアルタイムでご覧ください。