
2025年全米女子オープン予選第3ラウンド終了
36名が次ラウンドへ進出!
熾烈な戦いを勝ち抜いたトップ36名が決定
アメリカ・ネブラスカ州リンカーンにあるサンバレー・レーンで開催中の2025年全米女子オープン(U.S. Women’s Open)。世界トップクラスの女性ボウラー108名が参戦したこのビッグイベントも、予選第3ラウンドを終え、残る選手はわずか36名となりました。
長丁場の予選18ゲームを終えて、カリフォルニア州のミッシー・パーキン選手が堂々のトップで通過。いよいよ次は、決勝ラウンドへの切符をかけた最終予選が行われます。
注目選手たちの健闘と大会の見どころ
トップランカーたちの安定した実力
今回、18ゲームを終えて5,003ピンを記録したミッシー・パーキン選手が首位を獲得。彼女は一貫したスコアメイクとメンタルの強さで他の選手をリードしています。
その後に続く選手たちのスコアも僅差で、非常にハイレベルな争いとなっています。
2位:ジリアン・リム(マレーシア) – 4,944ピン
3位:ステファニー・ジョンソン(アメリカ・テキサス州) – 4,930ピン
4位:クリスタル・エリオット(フロリダ州) – 4,924ピン
5位:ジュリア・ボンド(イリノイ州) – 4,921ピン
これらの選手たちはすでに世界大会やプロツアーで実績を持つ強豪であり、決勝ステージでも優勝候補として注目されています。
わずか11ピン差、ギリギリで通過した選手の執念
今回の通過ラインは第36位のジリアン・マーティン選手(オハイオ州)が記録した4,646ピン。37位との差はたったの11ピンという僅差でした。
この結果は、どの一投も気を抜けない全米女子オープンならではの過酷な戦いを象徴しています。たった一度のストライクが、未来を左右する—それがこの大会のリアルです。
ケリー・スミス選手:驚異の巻き返しと冷静な戦略眼
中でもひときわ注目されたのが、ケリー・スミス選手(ペンシルベニア州)の見事な巻き返し。土曜日の時点では56位に沈んでいた彼女が、終わってみれば25位で予選通過を果たしました。
彼女は前週のプロ女子ボウリング協会(PWBA)ツアー・アイオワ大会でステップラダー決勝に進出し、5位に入賞。その勢いを今大会にも持ち込んだ形です。
「この大会はシーズンで最も難しい。悪いゲームがあっても、諦めずに切り替えることが大事」と、スミス選手は語っています。
また、「もしこの大会で勝てたら最高に嬉しい。ただ、まずはカットを突破し、新しいオイルパターンや新しいボールに対応することを考えたい」と、先を見据えたコメントも印象的でした。
若き挑戦者、ジャエル・ハマン選手の台頭
今回が初の予選突破となったのが、ジャエル・ハマン選手(テキサス州)。彼女は2022年から2024年までジュニア・チームUSAに所属していた実力派。
実は今大会への出場も直前での決断だったとのこと。
「ジュニアチームUSAでの経験を活かせると思って参加を決めた」と語る22歳の彼女は、観察力と状況判断の力で31位に食い込みました。
ハマン選手は、「ケリー・キュリックコーチの言葉通り、一番強い選手は“最も周囲に気づける選手”」という信念で戦ったと語っています。
このように、若手とベテランが共に輝く今大会は、女子ボウリング界の厚みと未来を感じさせてくれます。
最終予選と決勝ステージの行方に注目!
予選を勝ち抜いた36名の選手たちは、6月15日(日)午前11時(米東部時間)からの最終8ゲームの予選ラウンドに挑みます。このラウンドで上位24名が決まり、同日午後6時より始まるラウンドロビン方式の決勝リーグへ進出します。
さらに、6月16日(月)にも続くマッチプレーを経て、上位5名のみが6月17日(火)午後7時よりCBS Sports Networkで放送されるステップラダー決勝に進みます。
全ラウンドはBowlTVにてライブ配信されており、世界中のファンがリアルタイムで熱戦を楽しむことができます。
いよいよクライマックスへ突入する2025年全米女子オープン。誰が頂点に立つのか、目が離せません!
大会の詳細情報は公式サイト(U.S. Women’s Open)をご確認ください。