
2025年PBAツアーファイナル
タケットとアンダーソンがグループステップラダーで第1シード獲得
2025年のPBAツアー最終決戦が、ペンシルベニア州ベスレヘムのSteel City Bowl & Brewsで開催されました。本大会は、2024年と2025年シーズンを通して最もポイントを獲得したトップ8選手が集結する、まさに“エリート同士の頂上決戦”です。
注目のポジショニングラウンドでは、EJタケットとアンドリュー・アンダーソンがそれぞれのグループで首位を獲得し、日曜日のステップラダー方式プレーオフにおける第1シードの座を手にしました。各グループで誰が抜け出すのか、そして最終チャンピオンに輝くのは誰か。ファン必見の一日が幕を開けます。
タケットとアンダーソン、グループラウンドで堂々の主役に
グループ1:タケットの安定感と爆発力が光る
グループ1には、EJタケット、ビル・オニール、カイル・トゥループ、グラハム・ファッチが出場。各選手は左右で異なるオイルパターン(46フィートのペトラグリア、40フィートのモナチェリ)を用いた2ゲームに挑戦しました。
第1ゲームの展開
タケットは、10フレーム中9ストライクを記録し、圧巻の266ピンで一気にリードを奪います。
オニールは序盤6連続ストライクと好スタートを切ったものの、終盤に2つのオープンフレームが響き、後退。
トゥループは最初と最後にストライクを並べましたが、2つのオープンが痛手となりました。
ファッチは終始安定したフォームで、上位をうかがう立ち位置をキープ。
第2ゲームとシード決定戦
第2ゲームでは、ファッチが5連続ストライクで先行。一方で、タケットはややスロースタートながらも冷静に対応し、2位以内を死守します。最終的なスコアは以下の通り:
タケット:488(266, 222)
ファッチ:460(235, 225)
オニール:452(219, 233)
トゥループ:450(204, 246)
上位2人により実施されたシーディングマッチでは、タケットがファッチを258-211で撃破し、グループ1の第1シードに輝きました。
グループ1 ステップラダー対戦表(東部時間 5:00 PM 放送)
オニール vs トゥループ(オープニングマッチ)
勝者 vs ファッチ
勝者 vs タケット(2ゲーム先取制)
グループ2:アンダーソンが初戦279で独走!
グループ2には、アンドリュー・アンダーソン、マーシャル・ケント、ジェイソン・ベルモンテ、アンソニー・シモンセンという強豪揃いのラインナップが登場。
アンダーソンの爆発的スタート
アンダーソンは初戦からギア全開。10ストライクを叩き出して279ピンを記録。圧倒的なパフォーマンスで56ピン差のリードを築きます。
第2ゲームでは、安定した投球で206ピンを追加し、合計485ピンでグループ首位通過を果たします。
他選手の動き
ケントは初戦こそ平凡な217だったものの、第2ゲームで235ピンを叩き出し、2位に浮上。
一方、ベルモンテとシモンセンという歴代王者2人は調子が上がらず、連続オープンやカウントミスに苦しむ展開。
ベルモンテ:411(223, 188)
シモンセン:404(213, 191)
アンダーソンとケントによるシーディングマッチは僅差の展開に。193-191という接戦を制したアンダーソンが、グループ2の第1シードに決まりました。
グループ2 ステップラダー対戦表(東部時間 7:00 PM 放送)
ベルモンテ vs シモンセン(注目の二刀流対決)
勝者 vs ケント
勝者 vs アンダーソン(2ゲーム先取制)
決戦へ向けた展望:頂点を極めるのは誰か?
2025年PBAツアーファイナルは、実力者たちが集う一大イベントとして、今季最大の見どころを提供しています。各グループの勝者は、東部時間 9:00 PMより実施される決勝戦で激突します。この決勝は「レース・トゥ・トゥー」形式(先に2勝した方が勝者)で行われ、CBS Sports Networkで生中継されます。
タケットの爆発力、アンダーソンの安定感、そして下位シードからの逆転を狙う強豪選手たち——誰が勝ち上がるのか、最後まで目が離せません。
📺 放送スケジュール(すべて東部時間)
グループ1 ステップラダー:5:00 PM
グループ2 ステップラダー:7:00 PM
チャンピオンシップ決勝:9:00 PM(CBS Sports Networkにてライブ放送)