
ロバーツ選手含む18名が本戦進出
PWBAウォータールー・オープンPTQ通過者決定
米国アイオワ州ウォータールーのCadillac XBCで開催されている「プロ女子ボウリング協会(PWBA)ボウラーズ・ジャーナル・ウォータールー・オープン」において、6月5日(木)に行われたプレトーナメント予選(PTQ)を経て、18名の選手が本戦進出を決めました。
世界の実力派が集う、注目の国際大会
この大会は、世界中のトップレベルの女子ボウラーが集い、競い合うハイレベルな国際トーナメントです。中でもプレトーナメント予選は、参加希望者が本戦出場権をかけて挑む、非常に重要なステージ。今回は、6ゲームの合計スコアによって順位が決まり、上位18名が本戦への切符を手にしました。
注目選手たちの激戦とロバーツ選手の健闘
予選トップ通過はマレーシアのギリアン・リム選手
今回のPTQを1位で通過したのは、マレーシアのギリアン・リム選手。6ゲーム合計で1,343ピンという高得点をマークし、安定した投球内容を見せました。続いて同じくマレーシアのアリーシャ・アブドラ選手が1,308ピンで2位。両者ともに東南アジアを代表する選手として存在感を放ちました。
上位選手のスコア一覧
以下、上位5選手のスコアは次の通りです:
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ギリアン・リム(マレーシア) – 1,343(1位)
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アリーシャ・アブドラ(マレーシア) – 1,308(2位)
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ブルック・ロバーツ(米・フロリダ州) – 1,291(3位)
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ガズミン・メイソン(米・ロードアイランド州) – 1,289(4位)
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カーステン・ムーア(米・オハイオ州) – 1,279(5位)
その他の本戦進出選手(スコア順)
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ノラ・ノルカマル(マレーシア) – 1,277
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ナターシャ・ロスラン(マレーシア) – 1,264
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メーガン・アレンスワース(米・イリノイ州) – 1,260
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ファニア・コボ(プエルトリコ) – 1,257
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ジェナ・ウィリアムズ(米・フロリダ州) – 1,237
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ペッピ・コンステリ(フィンランド) – 1,218
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サラ・クラーセン(カナダ) – 1,199
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マーグレット・ヤクリッチ(米・イリノイ州) – 1,198
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ハンナ・フィッシャー(米・アイオワ州) – 1,184
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ローレン・ファンク(米・アイオワ州) – 1,178
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メアリー・オルフ(米・ミズーリ州) – 1,161
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リンダ・バーンズ(米・インディアナ州) – 1,159
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ニコル・クルートゲン(米・ウィスコンシン州) – 1,149
注目のロバーツ選手、後半の巻き返しで3位に浮上
今大会で注目を集めたのが、フロリダ州ポートオレンジ出身のブルック・ロバーツ選手です。ロバーツ選手は2024年3月にPWBAオールバニー・リージョナルで優勝しており、今大会への自信を持って臨んでいました。
しかし、今回のPTQでは序盤に苦しみ、初戦のスコアは189と179と低調なスタート。それでも彼女は冷静に対応を変え、後半に214、228、225、256と怒涛の巻き返しを見せました。
「最初はオイルの読みが外れていて、オーバー/アンダーの反応が強かった。3ゲーム目からポジションを左へ動かして、ボールをしっかり前に出すよう心がけた」と振り返っています。
この安定した調整力と集中力が、本戦進出を確実にした要因となりました。
「楽しむことが目標」と語るロバーツ選手
ロバーツ選手は本戦に向けて、「今回の目標はとにかく楽しむこと。先のことを考えすぎず、1投1投に集中したい」とコメント。これまでの経験を活かし、冷静に大会を乗り越えようとする姿勢が光ります。
本戦開始は6月6日、ステップラダー決勝までの道のりに注目
本戦は6月6日(金)にスタート。午前11時と午後6時(いずれも東部標準時)に2つの6ゲーム予選ブロックが行われ、上位3分の1の選手が翌日へ進出します。
6月7日(土)は、午前10時より追加の6ゲーム予選を実施し、その後上位12名がファイナルラウンド(6ゲーム)へ。さらにその中からトップ5が選ばれ、午後7時30分より「ステップラダー決勝」に臨みます。
なお、全ての競技はBowlTVでライブ配信され、ファンは世界中からリアルタイムで試合を観戦できます。
詳しくは、PWBA公式サイト(PWBA Waterloo Openページ)をご覧ください。