
ステファニー・ザバラ、誕生日に輝く!
2025 PWBAクリーブランドオープンで通算6度目のタイトル獲得
アメリカ・オハイオ州パルマハイツにあるヨークタウンレーンで開催された2025年PWBAクリーブランドオープンにて、カリフォルニア州ロングビーチ出身のステファニー・ザバラが圧巻のパフォーマンスで優勝を果たしました。
この日、彼女は29歳の誕生日を迎えており、自身への最高の贈り物となる通算6度目のPWBAタイトルを手にしました。
ヨークタウンレーンでの2度目の勝利
ザバラにとって、この会場での勝利は2回目となります。2021年のPWBAグレータークリーブランドオープンでも優勝しており、今回の勝利で「再びこの地で勝つ」夢を叶えた形です。
「まるで夢がまた一つ叶ったような気持ちです」
― ステファニー・ザバラ(試合後のコメント)
苦しいスタートからの逆転劇
― マッチプレーでの巻き返しが勝因に
前半のマッチプレーでは4勝4敗と苦しいスタートを切り、ステップラダー進出のボーダーライン上を彷徨う展開となりました。
しかし後半に入ると、ザバラはまるで別人のような集中力と精度を見せつけ、7勝1敗という圧巻の成績でトップシードを奪取。
自らの手で試合の流れを完全に掌握しました。
決勝戦の相手はコモロウスキ
― 初のステップラダーで健闘した若手有望選手
決勝の相手は、ウィスコンシン州オシュコシュ出身のオリビア・コモロウスキ。彼女はPWBAツアー2年目ながら、今回が初のステップラダー進出。ウィチタ州立大学での実績を活かし、ここまで勝ち上がってきました。
試合序盤はコモロウスキが有利に展開。ザバラは第1フレームと第5フレームでオープンフレームとなり、試合の主導権を握られかけます。しかし、コモロウスキも第5フレームでオープンとなり、流れが変わります。
そこからザバラは、終盤7投中6ストライクという怒涛の追い上げで最終スコア207対173。見事、1万ドルの優勝賞金を手にしました。準優勝のコモロウスキには5,000ドルが贈られました。
ザバラの勝因は「戦略」と「冷静な判断」
試合前の準備段階でザバラはプラスチックボールを使用して“ホールド”を作る調整を行い、自らの強みを最大限に引き出すレーンコンディションを構築。
「自分の持ち味を出すには、パターンを少し伸ばす必要があった。
最初の2ゲームで様子を見て、その後しっかりと“左に寄って打ちにいけた”ことが勝因です」
また、テレビ決勝で使用された左レーンが難しいことから、彼女は左スタート、右フィニッシュというレーン選択を行い、右レーンで7つのストライクを記録。決勝戦において圧倒的な決定力を発揮しました。
「右レーンは私にとって明らかに有利だとわかっていた。左で耐え、右で勝負をかけると心に決めていました」
決勝ステップラダーの全体結果
以下は、今大会の決勝ステップラダーでの主な試合結果です。
第1試合:
ダシャ・コバロワ(ウクライナ) vs ケリー・キューリック(ニュージャージー州)
→ キューリックは5つのオープンフレームが響き147ピン、コバロワが193ピンで勝利。
キューリックは5位入賞、賞金3,000ドルを獲得。
第2試合:
コバロワ vs クリスタル・エリオット(フロリダ州)
→ エリオットは2024年PWBAルーキー・オブ・ザ・イヤー。互いにボールチェンジを重ねる戦略戦となり、コバロワが7〜9フレームでターキーを決め216-189で勝利。
エリオットは4位入賞、賞金3,500ドルを獲得。
第3試合:
コバロワ vs オリビア・コモロウスキ
→ 両者ともに早い段階でオープンがあり接戦に。コモロウスキが6〜8フレームでターキーを記録し195-166で勝利。
コバロワの登頂はここでストップ。
サマーシリーズはまだ続く!次戦はPWBA BowlTV Open
今回のクリーブランドオープンはサマーシリーズ第1戦。続いて開催されるPWBA BowlTVオープンと、最終戦となるPWBAロックンロールオープンにも注目が集まります。
今後のスケジュール:
【PWBA BowlTV Open】
予選ラウンド:5月31日(金)午前10時 & 午後5時(東部時間)
マッチプレー:6月1日(土)午前9時
決勝ステップラダー:6月1日(土)午後6時30分
【PWBA Rock ‘n’ Roll Open】
予選ラウンド:6月2日(月)午前10時 & 午後5時
シングルエリミネーションマッチプレー:6月3日(火)午前9時〜(ベストオブ5方式)
準決勝および決勝:1ゲームマッチで実施
詳細・最新情報:
大会の詳細や視聴はPWBA公式サイトにて確認可能です。
👉 PWBA Summer Series Cleveland 公式ページ
今後のザバラの活躍、そしてサマーシリーズ全体の展開に注目が集まります。