JPBAシーズントライアル2025 スプリングシリーズ in 名古屋
日置秀一が堂々の7勝目!

2025年5月27日(火)愛知県名古屋市の「コロナキャットボウル中川店」にて、公益社団法人日本プロボウリング協会(JPBA)主催の「シーズントライアル2025 スプリングシリーズ」が開催されました。

競技形式は、予選8ゲーム → 準決勝4ゲーム → 決勝シュートアウトという三段階制。1日完結の大会ということもあり、選手には高い集中力と持続力が求められる戦いとなりました。

注目は、ベテランと若手の対決構図。大会初戦から各選手の実力と個性がぶつかり合う熱戦が展開されました。

 

決勝

決勝はシュートアウト方式で実施され、5~8位通過者の1stマッチを勝ち抜いた水野耕佑が、2~4位の安里秀策・原口優馬・岩切稔純とともに2ndマッチへ。そして、ここを制したのが安里秀策

迎えた優勝決定戦は、トップシード日置秀一と安里の直接対決。一投ごとのミスが命取りとなる緊張感の中、日置は圧巻の集中力を発揮し、スコア229対217で安里を下して優勝

これで日置は、シーズントライアル通算7勝目を達成。2012年サマー、2013年サマー、2014年オータム、2015年オータム、2017年オータム、2019年ウィンターに続く偉業となりました。

 

入賞者リスト

順位名前所属賞金(円)
優勝日置 秀一フリー140,000
2位安里 秀策(株)コロナワールド100,800
3位岩切 稔純(株)グランドボウル67,200
4位原口 優馬愛知川ボウル / (株)ハイ・スポーツ社61,600
5位水野 耕佑岩屋キャノンボウル56,000
6位和田 秀和ボウルアロー八尾 / ABS50,400
7位高城 明文フリー44,800
8位髙橋 俊彦サンパークレーン

39,200

準決勝

準決勝は36名が4ゲームを投げ、通算12ゲームの合計ピン数で8名が決勝へ。トップ通過は日置秀一で、2,883ピン/アベレージ240.25という圧巻のスコア。準決勝でも279ピンのハイスコアを記録するなど、実力をいかんなく発揮しました。

次点には岩切稔純(2,817ピン)安里秀策(2,757ピン)が続き、ハイレベルな戦いが展開されました。

 

予選

予選では70名が8ゲームを投げ、上位36名が準決勝へ。ここでも日置秀一がトップ通過(1,930ピン/アベレージ241.25)。続く原口優馬(1,920ピン)、**岩切稔純(1,903ピン)**も高スコアをマーク。

日置は前半・後半ともに965ピンとブレない安定感を見せました。一方、和田秀和や藤永北斗は後半の追い上げで準決勝進出を決めるなど、ドラマのある展開が随所で見られました。

 

解説とまとめ

日置秀一の3ラウンド通しての完璧な戦いが本大会の最大のハイライト。予選・準決勝・決勝いずれもアベレージ240を超えるハイレベルな投球は、まさに王者の貫禄そのものでした。

また、安里・岩切・原口といった実力者たちの安定した成績も今後への期待を高めます。若手の台頭、ベテランの底力、そして日置の完全勝利――すべてが詰まった内容の濃い大会となりました。