JPBAシーズントライアル2025スプリングシリーズ(伊勢原)
山本 勲が最多優勝記録を更新

2025年5月20日(火)、神奈川県伊勢原市の伊勢原ボウリングセンターにて、「JPBAシーズントライアル2025 スプリングシリーズ」が開催されました。本大会は日本プロボウリング協会(JPBA)公認のもと、神奈川・西地区の主管運営で行われ、予選から決勝まで1日で行われるスピーディーかつ緊張感のあるトーナメントです。JPBAの選手たちが一堂に会し、今季の流れを占う重要なシリーズのひとつとなりました。

 

決勝

決勝はシュートアウト方式で行われ、8名の選手が1Gマッチで激突。1stマッチでは5〜8位通過の4名が対戦し、山下昌吾選手が248点で勝ち上がりました。続く2ndマッチでは、川添奨太選手が245点で制し、トップシードの山本勲選手との優勝決定戦へ。

白熱のファイナルでは、山本選手が最終フレームまで集中力を切らさず、見事246点をマーク。川添選手の211点を上回り、安定した投球で栄えある優勝を飾りました。これにより、山本選手はシーズントライアル通算15勝目を達成し、最多優勝記録を更新しました。

 

入賞者リスト

順位名前所属賞金(円)
1位山本 勲ABS80,000
2位川添 奨太ハイ・スポーツ社57,600
3位斉藤 祐哉桜ヶ丘ボウリングセンター38,400
4位斉藤 琢哉伊勢原ボウリングセンター35,200
5位山下 昌吾タチバナボウル32,000
6位甘糟 翔太江の島ボウリングセンター28,800
7位羽ヶ﨑 匠海クァトロブーム/(株)ボウルスター25,600
8位永野 すばる相模原パークレーン

22,400

 

準決勝

準決勝は22名による4G追加投球で、予選との通算12Gのスコア上位8名が決勝進出を果たしました。ここでは、山本勲選手がトータル2,896ピン(AVG 241.33)で首位通過。川添選手と斉藤祐哉選手も高得点で続きました。甘糟翔太選手は準決勝で1,003ピン(AVG 250.75)と驚異的なスコアを記録し、注目を集めました。

 

予選

予選は42名が8Gを投球し、上位22名が準決勝へと進出。最も高得点を出したのは山本勲選手で、特に後半4Gでは1,012ピンを叩き出し圧巻のパフォーマンスを見せました。また、坂本就馬選手が4G目に300点を達成し、自身3度目のパーフェクトゲームを記録しました。

 

解説とまとめ

全体としては、ベテラン勢の安定感が際立った大会となりました。山本選手の圧巻の投球と川添選手の追い上げ、さらに甘糟選手や斉藤兄弟の活躍が大会を盛り上げました。また、坂本選手によるパーフェクトゲームも大会に華を添えました。今後のシリーズ戦でも、これら上位入賞者の動向に注目です。

シーズントライアルはプロボウラーにとって重要なポイント獲得の場であり、ファンにとっても高レベルな対決を楽しめる機会です。次回大会も、熱戦に期待が高まります。