ブリアナ・クレマー、マッチプレー進出前に首位浮上

2025 USBCクイーンズ、64名の頂点を目指す戦いが本格化

アメリカ・ネバダ州ラスベガスのサンコースト・ホテル&カジノで開催中の2025年USBCクイーンズ。開幕時には198名の選手が出場していたが、予選ラウンド最終日を終えて、いよいよ上位64名によるマッチプレーに突入する。

 

クレマーが大爆発、堂々のトップ通過

サウスカロライナ州クローバー出身のブリアナ・クレマーが、第3ラウンドでこの日最高の5ゲームトータル1,217ピンを記録し、15ゲーム合計3,441ピンで単独首位に立った。

「ボールの表面を調整して、同じボールを長く使えるようにしたことで、レーンの内側に寄っていく戦略がうまくはまりました。ペースを保ち、良いショットを打つことだけに集中していました」とクレマーは語る。

この日の彼女のスコアは219、279、279、229、211。特に279を2度も出す圧巻の投球を披露した。

「家族がラスベガスに来て応援してくれているときは、いつも何かが起きるんです」とクレマーは笑顔で話し、「彼らの存在が私の最大のモチベーション」とコメントした。

前週のPWBAトピーカ・オープンではシンガポールのシェイナ・ングに決勝で敗れ準優勝となったが、その悔しさを糧に今大会での快進撃につなげている。

 

トップ10入り選手たち

予選ラウンド終了時点での上位10名は以下の通り:

  1. ブリアナ・クレマー(米・サウスカロライナ州) – 3,441

  2. ダイアナ・ザブヤロワ(ラトビア) – 3,420

  3. ステファニー・ジョンソン(米・テキサス州) – 3,382

  4. ナターシャ・ロスレン(マレーシア) – 3,370

  5. ニュー・フェン(シンガポール) – 3,368

  6. マランダ・パティソン(米・カリフォルニア州) – 3,345

  7. ミッシー・パーキン(米・カリフォルニア州) – 3,342

  8. カーシン・ルコシウス(米・ニュージャージー州) – 3,340

  9. ジリアン・マーティン(2024年王者、米・オハイオ州) – 3,331

  10. ステファニー・ザバラ(米・カリフォルニア州) – 3,328

 

驚異のジャンプアップで64位滑り込み!

予選通過最後の枠(64位)には、スウェーデンのアネリ・ブロムクヴィストが滑り込んだ。予選第3ラウンドで1,137ピンを記録し、110位からの大逆転で見事マッチプレー進出を決めた。

 

完全ライブ配信&テレビ決勝も

マッチプレーは日本時間で月曜深夜(現地日曜正午)より開始。64名によるダブル・エリミネーション方式で、勝者と敗者がそれぞれのトーナメントで進出をかけて戦う。

  • 勝者ブラケットの決勝進出者1名がテレビ決勝の第1シードを獲得

  • 敗者ブラケットからは上位3名が残りの出場権を獲得

そして注目のステップラダーファイナルは、現地時間火曜日19:00(日本時間水曜午前8:00)よりCBS Sports Networkで生中継され、優勝者にはティアラと6万ドルの賞金が授与される。

すべての予選およびマッチプレーの模様はBowlTVでライブ配信中

 

ますますヒートアップする2025 USBCクイーンズ。果たして誰が王座に輝くのか、注目の戦いから目が離せない。