
2025 USBCクイーンズ開幕間近!
ラスベガスで女子プロボウリング界の頂点が競われる
2025年の女子ボウリング界を飾る一大イベントが始動
アメリカ・ネバダ州ラスベガスで、2025年のUSBCクイーンズ(USBC Queens)がいよいよ開幕します。この大会は、プロ女子ボウリング協会(PWBA)ツアーの今季最初のメジャー大会として、世界中の注目を集めています。今年の開催地は、サンコースト・ホテル&カジノ。2024年にはUSBCマスターズが行われ、DeeRonn Booker選手が歴史に名を刻んだ場所でもあります。
今回のクイーンズでは、198名のトップ選手たちが、名誉ある“ティアラ”と賞金6万ドルを目指して激闘を繰り広げます。
注目選手と大会の見どころ
ジリアン・マーティン、連覇に挑む
注目の筆頭は、昨年(2024年)の大会で史上最年少優勝(20歳)を果たしたジリアン・マーティン(オハイオ州ストウ出身)です。今年も出場し、1981年・1982年に連覇を果たした日本の杉本勝子選手以来となる快挙を目指しています。
「去年と比べて、アプローチの仕方が変わったと思います。初出場だった去年と違い、今回は経験がある分、試合への移行もスムーズにいくはずです。」
マーティン選手は大学生アスリートとしての生活とトレーニングを両立しながら、さらに技術を磨いてきました。プレー効率を高めるためのフォーム改良や、さまざまなレーン状況に対応する柔軟性の強化にも取り組んでいます。
歴戦のベテラン選手も出場
さらに、今大会の直前には、リズ・ジョンソン(ニューヨーク州ナイアガラフォールズ)とマリアンヌ・ディルーポ(ノースカロライナ州マシューズ)の両選手がPWBA殿堂入り(パフォーマンス部門)を果たしました。
ジョンソン選手は、4月にUSBCシニア・クイーンズでも優勝しており、今回は通算3度目のUSBCクイーンズ制覇を目指します。
頂点を目指す戦いがまもなく幕を開ける
大会は5月15日(木)朝よりスタートし、全198名の選手が3回にわたる5ゲームの予選ラウンドを行います。予選通過者63名と前回覇者のマーティン選手を加えた64名で、日曜からダブルエリミネーション形式のマッチプレーが行われます。
準決勝・決勝はステップラダー方式で行われ、5月20日(火)午後7時(東部標準時)からCBS Sports Networkで生中継される予定です。すべての試合はBowlTVでもライブ配信されるため、日本からも観戦可能です。
若手の勢いとベテランの意地がぶつかり合う、今季女子ボウリング界最初のビッグタイトル。この栄冠を手にするのは誰か、注目が集まります。