タケットとファック、激戦を制してPBAプレーオフ準決勝進出!

EJタケットグラハム・ファックが、2025年PBAプレーオフ準決勝への進出を決めました。

ミシガン州アレンパークのサンダーボウル・レーンで行われた準々決勝にて、第1シードのタケットはアンソニー・サイモンセンを逆転で下しファックは2度のプレーオフ王者カイル・トゥループを撃破しました。

 

デュアルパターン方式で技術が試される展開

今回の試合は、左レーンに37フィートの「Bat」オイルパターン、右レーンに44フィートの「Hardwick」オイルパターンを使用する「デュアルパターン」方式で行われました。この複雑なコンディションは、選手の対応力と高いスキルを試すフォーマットとなっており、プレーオフ全体を通じて使用されます。

 

サイモンセンにリベンジを果たしたタケット

タケットは、テレビ放送試合でサイモンセンに対して0勝4敗という苦手意識がありましたが、昨シーズンのPBAシャーク選手権で初勝利し、今回もその再現に成功しました。

  • 第1ゲーム:211-236で敗北

  • 第2ゲーム:258-201で勝利

  • 2フレーム・ロールオフ:48-38で勝利

どんな相手でも、最高のパフォーマンスを出してくると想定して臨んでいます。

この勝利により、タケットは自身初のプレーオフ準決勝進出を果たしました。

 

トゥループのミスを逃さなかったファック

もう一方の準々決勝では、トゥループが第1ゲーム(226-210)で先勝しましたが、第2ゲームで8フレームにオープンフレームを記録。ファックが206-205でわずかに勝利し、試合はロールオフに突入

  • ロールオフ第1フレーム:トゥループはストライク

  • 第2フレーム:ヘッドピンを2投連続で外す痛恨のミス

  • ファック:40-28で勝利し準決勝へ

カイルがボールを持った時点で、負けると思っていました。でもチャンスが来た。運が良かった。

ファックは過去5年で着実に成績を上げており2021年の68位から2025年は4位にまで上昇地道な努力が実を結んでいます

 

準決勝は5月18日放送予定

この結果、タケットとファックは5月18日(日)午後12時(東部時間)に放送される準決勝で激突します。

もう一方の準決勝カードは、以下の準々決勝の結果により決定されます:

  • 第2シード:アンドリュー・アンダーソン vs 第7シード:イェスペル・スヴェンソン

  • 第3シード:ジェイソン・ベルモンテ vs 第6シード:クリス・ヴィア

これらの試合は、5月11日(日)午後6時30分(東部時間)にFS1で放送予定です。

 

決勝戦は5月24日、ライブ中継!

PBAプレーオフの決勝戦は、5月24日(土)午後2時30分(東部時間)にFOXで生放送され、「Race-to-Three」形式で行われます。いよいよ頂上決戦へ!

 

準々決勝 結果まとめ

  • 第1シード EJタケット 2-1 第9シード アンソニー・サイモンセン
    (211-236, 258-201, 48-38)

  • 第4シード グラハム・ファック 2-1 第12シード カイル・トゥループ
    (210-226, 206-205, 40-28)