2025年5月9日〜10日の2日間、東京・北区のサンスクエアボウルで開催された「𠮷川高広税理士事務所プレゼンツ 男子プロボウリングトーナメント2025」は、男子プロの開幕戦として注目を集めました。75名のプロボウラーが集い、2日間にわたる激戦の末、昨年覇者・藤永北斗が見事に大会2連覇を達成しました。

決勝戦

決勝ステップラダー方式では、ラウンドロビンを勝ち抜いた上位3名がトーナメント形式で対戦しました。

まず行われた3位決定戦では、3位通過の藤永北斗と2位通過の江川司が対決。試合は高レベルな打ち合いとなり、藤永が269ピンという圧巻のスコアで江川（236ピン）を下し、優勝決定戦へと駒を進めました。

続く優勝決定戦は、1位通過の大久保雄矢との対戦。お互い一歩も譲らない接戦となる中、藤永が最終フレームの一投目で冷静にストライクを決め、216対214の僅差で大久保を下し、見事2年連続の大会制覇を達成しました。

この勝利により、藤永北斗は本大会2連覇、通算3勝目、そして2025年男子プロ公式戦開幕戦を制する快挙となりました。

• 優勝者：藤永 北斗（N&KCo.,Ltd. / STEEL SPORTS）

• 3位決定戦スコア：藤永 269 – 江川 236

• 優勝決定戦スコア：藤永 216 – 大久保 214

ラウンドロビン結果

準決勝を勝ち抜いた8名によって行われた決勝ラウンドロビンでは、各選手が7Gの総当たり戦＋ポジションマッチ1Gを戦いました。最多ポイントを獲得したのは大久保雄矢で、安定したスコアと高い勝率により+917ポイントを記録し1位通過。

続いて、江川司（+815ポイント）、藤永北斗（+760ポイント）がそれぞれ2位・3位でステップラダーへ進出しました。

準決勝

予選を突破した30名によって行われた準決勝（6G）では、予選からの通算16Gトータルスコアにより順位が決定。江川司が3,744ピン（平均234.00）でトップ通過し、大久保雄矢（3,687ピン）、藤永北斗（3,633ピン）が続きました。

この準決勝では、スコアの僅差による接戦が多数見られ、選手たちの集中力と技術が試されたハイレベルな戦いとなりました。

むすび

「𠮷川高広税理士事務所プレゼンツ 男子プロボウリングトーナメント2025」は、若きエース藤永北斗の2連覇というドラマティックな幕切れとなりました。強豪を次々と打ち破り、特にステップラダー2戦の集中力と勝負強さは見事の一言です。

本大会は、今季男子プロ公式戦の幕開けとして、今後のプロツアーへの期待を一層高めるものとなりました。今後も彼の活躍から目が離せません。

入賞者リスト（1位〜30位）