
PWBAトピカオープンPTQで新星が躍動
ギリアン・リムが首位通過
2025年5月9日(木)、カンザス州トピカのWest Ridge Lanesで行われた「PWBA Go Bowling トピカオープン」のプレトーナメント予選会(PTQ)で、11名の選手が本戦への出場権を獲得しました。世界各国から集まった選手たちが、PWBAツアーへの切符をかけて競い合い、注目の結果となりました。
マレーシアのギリアン・リム、デビュー戦で堂々の首位
初のPWBA参戦となったマレーシアのギリアン・リム選手が、6ゲーム合計1,330ピンという安定したスコアで予選トップ通過を果たしました。各ゲームのスコアは221、201、249、219、241、199と、すべて200点を超える高得点をマークしました。
「信じられない気持ちです」と語ったリム選手は、「最初は自信がなかったけれど、今日のレーンの状態がとても良くて、後半のブレイクダウンも対応できました」と振り返りました。国際大会とは異なるルールや雰囲気に戸惑いながらも、チームメイトたちからの助言が心の支えになったと語りました。
「プレッシャーを感じる必要はない、普段の練習通りに投げればいいって言われたんです」とリム選手。マレーシア代表チームは週5日練習し、隔日でジムに通うという厳しいトレーニングをこなしており、その成果が今回の快進撃につながった形です。
世界各国から多彩な才能が進出
リム選手に続き、同じくマレーシアのナターシャ・ロスラン選手が1,326ピンで2位通過。3位にはスウェーデンのノラ・ヨハンソン選手(1,310)、4位にシンガポールのアリアン・テイ選手(1,290)、5位にプエルトリコのエステファニア・コボ選手(1,287)が入りました。
他に本戦進出を決めた選手は以下の通りです:
ペッピ・コンステリ(フィンランド) – 1,278
アンナ・アンダーソン(スウェーデン) – 1,261
ブルック・ロバーツ(アメリカ・フロリダ州) – 1,250
アンナ・アントニー(アメリカ・コネチカット州) – 1,248
サラ・クラッセン(カナダ) – 1,243
マディソン・ジャナック(アメリカ・カンザス州) – 1,224
このように、出場選手の顔ぶれは非常に国際色豊かで、PWBAツアーのグローバルな広がりを象徴しています。
今後のスケジュール
本戦には、今回のPTQ通過者を含む75名の選手が出場予定。5月10日(金)午前11時(東部時間)から6ゲームの予選ラウンドが2回行われ、合計スコアにより上位3分の1が翌日へ進出します。
5月11日(土)午前10時(東部時間)からは、さらに6ゲームの予選が行われ、全18ゲームの結果に基づき上位12名が決定。その後、6ゲームの最終ラウンドでステップラダー・ファイナルに進むトップ5が選ばれます。決勝は同日午後7時30分(東部時間)に行われます。
リムの快進撃が大会に新たな勢いをもたらす
PWBAトピカオープンは開幕早々から国際的な実力者たちの熱戦が繰り広げられ、マレーシアのギリアン・リム選手が初戦で強烈な印象を残しました。今後の予選と決勝では、誰が最終ステップラダーに進むのか、さらなるドラマが期待されます。