
ジョン・ラコスキーがPBA50フォートマイヤーズ・クラシック予選を首位通過
2025年PBA50フォートマイヤーズ・クラシックの予選最終日(火曜日)、静かで謙虚なボウラーとして知られるジョン・ラコスキーが、地元のライトニング・ストライクス・ボウルで驚異的なパフォーマンスを披露しました。これまでにない完璧なゲーム内容で、自身初の予選トップ通過を果たし、注目を集めています。
地元の利を生かし“完璧な日”を演出
ラコスキーは7ゲームでそれぞれ254、258、210、257、300、246、259というハイスコアを記録し、1ゲーム平均254.86をマーク。70フレームすべてでオープンフレームなしという完璧な内容で、最低のピン数でも6本という精度の高さを見せました。
「自分でも驚きました。70フレーム全てクリーンに終えたのは初めてです」とラコスキーは笑顔で語ります。「通常はレーンが変わるごとにスプリットが出たりしますが、今日は全体的に良い感触がありました」
予選では使用ボールを一つに絞り、全体でわずかに5枚足を左に移動させただけで対応しました。特に第3ゲームでは右側レーンでストライクが出なかったにも関わらず、フレームをすべてクリーンに保ったことも印象的です。地元センターの特性を熟知していることが大きなアドバンテージとなり、応援に駆けつけた家族や友人とともに、試合後に喜びを分かち合いました。
「スコアは見ないようにしているので、10フレーム目に入るまで自分が首位とは知りませんでした」とラコスキー。「ダニー・ワイズマンがこちらを見て『いいぞ、君がリーダーだ』って言ってくれて、それで気づきました」
予選上位選手と今後のスケジュール
ラコスキーにわずか13ピン差で続いたのは、240超の平均スコアを記録したマーク・クラーク。その後にトム・ドハーティ、ブラッド・アンジェロ、マイケル・ハウゲンJr.が続き、実力者たちが上位に名を連ねました。
PBA50 フォートマイヤーズ・クラシック 上位10名のスコア:
順位 | 選手名 | スコア |
---|---|---|
1 | ジョン・ラコスキー | 3,390 |
2 | マーク・クラーク | 3,377 |
3 | トム・ドハーティ | 3,370 |
4 | ブラッド・アンジェロ | 3,328 |
5 | マイケル・ハウゲンJr. | 3,319 |
6 | ダニー・ワイズマン | 3,318 |
7 | アムレト・モナチェリ | 3,266 |
8 | ジェフ・ピルーシャド | 3,250 |
9 | ウィリアム・ファビアン | 3,240 |
10 | ジョン・ジャナウィッツ | 3,233 |
上位60名が水曜日午前8時(東部時間)開始の「アドバンス・ラウンド」に進出します。このラウンドではスコアがリセットされ、4ゲームの勝負で上位24名が次のステージに進みます。
正午からはシード9~24位の選手によるベスト・オブ・3マッチプレーが行われ、午後2時からは1~8位の選手が勝ち上がった選手と対戦。その後、レーンの再オイルを経て午後4時にベスト8が争われます。ステップラダー・ファイナルは午後6時から始まり、無敗の4名と敗退者の中で最もシードが高かった選手1名が出場予定です。
すべての試合はBowlTVでライブ配信されます。
頂点への挑戦、ここからが本番
予選での圧倒的な安定感と集中力により、ジョン・ラコスキーは地元開催で最高のスタートを切りました。これからのトーナメント本戦でその勢いを維持できるのか、ファンの注目が集まります。実力者揃いのフィールドの中、誰が最終的に頂点に立つのか、緊張感高まる一戦となりそうです。