2025年のPBAプレーオフ準々決勝進出者がついに出揃いました。ミシガン州アレンパークのサンダーボウル・レーンにあるストローブル・アリーナで行われた第1ラウンドで、イェスパー・スヴェンソンとクリス・ヴィアがそれぞれ接戦を制し、最後の2枠を手にしました。準々決勝は5月10日と11日にFS1で放送予定です。

スヴェンソン、再戦でブットゥルフを下す

イェスパー・スヴェンソンは、先月の「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」決勝でも対戦したヤコブ・ブットゥルフとの再戦を制しました。第1ゲームは192-200で落としたものの、第2ゲームを199-197で取り、2フレームのロールオフに持ち込みます。ロールオフでは4連続ストライクを決め、60-39で勝利を収めました。

「僕たちはどちらも左利きなので、レーンの変化が通常よりも早かった」とスヴェンソンは語ります。「特に左レーンがかなり荒れてきて、ポケットを安定して狙えなかった。ロールオフでは良いショットが投げられたので、それが勝因だと思う。」

準々決勝では、地元ミシガン州ホーリー出身の第2シード、アンドリュー・アンダーソンと対戦します。「彼は素晴らしい競技者。僕がプレッシャーをかけるのは簡単じゃない。でもそれが彼の良さであり、彼と戦うことで自分の最高を引き出せる」と話しました。

ヴィア、劇的な逆転で準々決勝へ

クリス・ヴィアは、ライアン・バーンズとの試合で第1ゲームを188-279で大敗しながらも、第2ゲームを234-185で勝利。続くロールオフでも3連続ストライクを決め、59-40で準々決勝進出を果たしました。

長短2種類のオイルパターン（左レーンが37フィートの「バット」、右レーンが44フィートの「ハードウィック」）に対する適応がカギだったとヴィアは語ります。「レーンによって違うことをやらなければならないが、それが新しいチャレンジ。短い方のレーンではずっと良い感触があったので、自信を持って投げられた。」

準々決勝では“レジェンド”ジェイソン・ベルモンテとの対戦が決定。「ベルモは今でも僕の中ではGOAT（史上最高）だと思っている。彼を倒せたら、それだけで特別な意味がある」と意気込みを語りました。

トーナメント全体の展望

今年のプレーオフには、シーズンの競技ポイント上位12名が参加しています。EJタケットが34,690ポイントでツアーをリードし、第2位のアンダーソン（18,120ポイント）と第3位のベルモンテ（15,365ポイント）を合わせたよりも多い得点を記録しました。これにより、タケット、アンダーソン、ベルモンテ、グレアム・ファッチの4名は準々決勝から登場します。

準々決勝の放送予定は以下の通り：

• 5月10日 午後2時（東部時間・FS1）
  　EJタケット vs. アンソニー・サイモンセン
  　グレアム・ファッチ vs. カイル・トゥループ

• 5月11日 午後6時30分（東部時間・FS1）
  　アンドリュー・アンダーソン vs. イェスパー・スヴェンソン
  　ジェイソン・ベルモンテ vs. クリス・ヴィア

準決勝は5月18日に、決勝戦（Race-to-Three方式）は5月24日にFOXでライブ中継されます。

準々決勝は頂上決戦、ボウリング界の頂点へ向けた戦いが加速

接戦の第1ラウンドを制したスヴェンソンとヴィアが、PBAプレーオフ2025の準々決勝に駒を進めました。スター選手が揃ったトップ8の戦いは、まさにボウリング界の頂上決戦。タケットやベルモンテといった名選手たちとの対戦を控え、ファンには目が離せない熱戦が続くこと間違いなしです。