【マイスタイル解説】自分のゲームを組み立てるためのライン読み・フォーム・リリース完全ガイド

こんにちは!今回は、私自身のボウリングスタイルを軸に、「レーンの読み方」「投球ラインの決め方」「リリースのコツ」など、プレイ全体の構成方法を詳しくご紹介します。

これからボウリングの技術を本格的に磨いていきたい方や、自分に合ったスタイルを確立したい方にとって、ヒントになる内容になっているはずです!

 

🔶使用ボールとスタート時のセッティング

私が現在使用しているベンチマークボールは、Stormの「Virtual Energy Blackout」。

  • 強めのパールカバー素材

  • 非対称コア(アシメトリカル)

  • 特に中~高オイルコンディションで優位性を発揮

このボールは、私のようなスピードドミナント型(スピードが回転数よりも強いタイプ)には非常に扱いやすく、ハウスショットでも鋭いリアクションが得られます。

 

🔶ラインの読み方:最初のステップ

まずレーンに立ったら、「ボールの反応」をチェックすることが最優先

  • 最初のスタンス:20枚目あたりに立ち、10枚目へ「ダウン・アンド・イン」

  • 狙い:ピンを狙うより、レーン上でのボールの軌道や動きを観察

この最初の確認が、以降のライン決定・調整の基準になります。

 

🔶快適ゾーン(コンフォートゾーン)の把握

私の場合、快適に投げられるラインは以下の通り:

  • 立ち位置:右足を25枚目に置く

  • 投球ライン:15枚目からスタートし、バックエンドは7枚目へ向かうイメージ

このゾーンであれば、スピード・回転・精度のバランスが自然に整いやすくなります。

 

🔶スピードの調整方法(上半身ではなく下半身)

多くの人がリリース時に腕でスピードを調整しようとしますが、それでは精度が落ちてしまいます。

正しいスピード調整法

  • 立ち位置を「半歩前に出す」だけで歩幅が自然と狭くなり、スピードが落ちる

  • 上半身はいつも通り、下半身のリズムだけ変える

 

🔶アローの数え方と狙い方

アプローチにあるアローは、右から順に5・10・15・20・25…の順で数えます。

  • 真ん中(センター)のアローは「20枚目

  • 狙いのアローに対し、自分の肩の向き(ショルダーライン)を合わせることが、投球の方向性に直結します

例えば10枚目を狙うなら、肩も10枚目に正対させるように構えます。

 

🔶リリース技術と手首の角度

私は2フィンガー・サムレスのスタイルで、リリース時の手首角度は90度をキープしています。

  • 下からボールをリフトするように投げる

  • 手首が上から被さるようになると、オーバーフックや精度低下の原因に

  • ロフト(浮かせ投げ)は、レーンが極端に乾いている時だけに使用

 

🔶アプローチと歩数の意識

私は基本的に5ステップアプローチを使用しています。

  • バックはまっすぐ、頭は下げない

  • ボールは体に近く、手のひらでしっかりと保持

  • 歩き出しからリリースまで、リズムとフォームを一切崩さないように意識

 

🔶フィンガーテープとグリップの工夫

使用しているフィンガーテープは「VISE社の赤色タイプ」。

  • 粘着力と厚みが自分にフィット

  • 指穴には1.5ディボットで、深く指を入れすぎずバランスを重視

  • ボールを保持する際、手のひらで支え、肘が落ちないように体の近くで構える

 

🔶ボールレイアウト・回転のかけ方

リリース時にはできるだけ下からボールに入るようにし、リフト時の「押し出しすぎ」を防ぎます。

  • 手首の角度を90度にキープすることで、フックの調整がしやすくなる

  • 方向性を保ちながら最大のフックポテンシャルを引き出すには、「下から入って、自然に抜ける」リリースが理想

 

🔶自分のスタイルを理解することが最重要

ここまでの内容は、すべて「自分のスタイルに最適化されたもの」です。

他の人のフォームやラインが合うとは限りませんが、以下の点を意識することで、自分だけの最適な投球が見つかります:

  1. 自分の投球スピードと回転のバランス

  2. ラインの精度とオイルの読み方

  3. フォームの安定性と再現性

  4. 自分だけの快適ゾーン(コンフォートゾーン)

 

📝まとめ

🎯 自分のスタイルで「狙い通りに投げる」ために必要なこと:

  • ボールの特性を理解する

  • ラインの取り方を定型化する

  • スピードは下半身で調整

  • リリースは常に90度意識

  • 「目・肩・手首」の3点をラインに合わせて構える