春の嵐は前橋から

2025年4月15日、群馬県前橋市のラウンドワンスタジアム前橋店にて、「ROUND1 GRAND CHAMPIONSHIP BOWLING 2025」JPBA予選ラウンドのB会場大会が開催された。日本各地から集まったプロボウラーたちが、3シフトに分かれて3ゲーム制の予選を戦い抜いたこの日、会場には緊張と期待が交錯する、熱気に包まれた空気が立ち込めていた。

波乱と歓喜のハイスコアバトル

男子レギュラー部門:江川司が完全無欠の800シリーズ!

中でも注目を浴びたのは、(株)GENDA GiGO Entertainment所属の江川 司選手。第1シフトに出場した彼は、216点・300点・300点という驚異的なスコアを叩き出し、合計816ピンで堂々の会場トップ通過を果たした。しかもこの日は、自身初の公認800シリーズと、5回目・6回目となる公認パーフェクトゲームを同日に達成するという偉業を成し遂げ、会場のどよめきは最高潮に達した。

また、スターレーン所属の小原 照之選手も安定した投球で複数回上位に食い込み、3ゲーム合計699点、233.00のAVGで通過を決めた。

女子レギュラー部門:坂本かやが女王の貫禄!

女子部門でも見応えある激戦が展開された。永山コパボウル所属の坂本 かや選手が241・237・224のハイスコアでトータル702ピン、堂々の首位通過。2位には相模原パークレーンズの金子 萌夏選手が691ピンで続き、若手とベテランが入り混じる熾烈なバトルとなった。

アクティブ&グランドジェネレーション:世代の誇りを背負って

50歳以上が対象のアクティブジェネレーション部門では、
男子の部で 中沢 奨選手 が安定した投球で 701ピン(AVG 233.66) を記録しトップ通過。
続いて 西川 徹選手630ピン(AVG 210.00) をマークし、両者ともに決勝大会への切符を手にしました。

女子の部では、川崎 八千代選手(594ピン)久住 真弓選手(592ピン) が接戦を制し、決勝進出を決めました。

65歳以上のグランドジェネレーション部門は、各会場の成績ではなく全12会場の総合成績上位6名がFINAL大会に進出可能。B会場からの進出者が出るか注目されました。

次なるステージへ、期待高まる決勝大会

この予選ラウンドを勝ち抜いた選手たちは、10月に開催されるJPBA決勝大会へと駒を進める。舞台は堺中央環状店。次なる対戦相手も、己の限界も越えていく挑戦が待っている。今回、B会場で見せた熱い投球と、観客を魅了したプレーの数々は、確実にその舞台への伏線となった。

次なる熱戦を見逃すな!