プロの視点で読む!USBCマスターズの見どころ

自宅からお届けする特別プリショー

みなさんこんにちは。今回もPBAマスターズのプリゲームショーへようこそ。
今日はいつものボウリング場ではなく、自宅からの配信。
普段は会場からお届けしていますが、今日は少しリラックスした雰囲気で進めていきます。

毎週月曜日、PBA公式YouTubeやFacebookで過去のメジャー大会をファン投票で再放送する「メジャーマンデー」企画も人気ですが、今日は特別な日曜日。
そう、2024年PBAマスターズ決勝の日です。

今日の決勝の見どころ

4人のボウラー、それぞれのドラマ

今日の決勝は、ただの試合ではありません。
登場する4人全員に、特別なストーリーがあります。

  • アンソニー・サイモンセン
    勝てばマスターズ4勝目、歴代最多タイ記録。史上最年少での偉業達成がかかっています。

  • ジャスティン・ノールズ
    地元デトロイト出身。ツアーでは無名に近い存在ながら、着実に実力を積み上げてきた新鋭。

  • ビル・オニール
    今年殿堂入りが決定したベテラン。もし今日優勝すれば、殿堂入りの年にメジャータイトルという特別なストーリーに。

  • ギャリー・ヘインズ
    今日最大の注目選手。ツアーのフルタイム選手ではなく、普段は電力会社勤務。
    それでも、毎年マスターズに出場し続け、今回1位シードで決勝進出。
    完全なる「アンダードッグ(下克上候補)」です。

大会フォーマットと注目ポイント

今回の決勝は、通常のFS1チャンネルではなく、FOX(地上波)で全米生中継
多くの視聴者がこの歴史的瞬間を見届けることになります。

また、ダブルエリミネーション方式が採用されており、1位シードのギャリー・ヘインズは2回負けない限り、敗退しません
このルールは彼にとって大きなアドバンテージになります。

ギャリー・ヘインズの特異な立ち位置

彼はプロではありません。
普段は朝4時半から勤務する電力会社員で、「今日勝っても仕事は辞めない」と明言しています。
生活が変わることはなく、「勝てたら最高。でも負けてもいい」という心持ち。

一方で、他の3人はプロとして生きており、1勝の重みが違う
そこが、今日の心理戦にどう影響するかがポイントです。

レーンコンディションの特徴

TVペアの特殊性

会場はナショナル・ボウリング・スタジアム。
特に右レーンは「クラウン(傾斜)」が強く、左右どちらの選手にとっても攻略が難しい。
左投げは7ピンが残りやすく、右投げもポケットに持っていくのが難しい。

この右レーン攻略が勝敗を分けると言っても過言ではありません。

昨日の試合展開と今日の影響

昨日行われた準決勝でも、スコアは爆発せず、210〜220点台の我慢比べが続きました。

  • ノールズは7ピン倒れやスプリット回避などラッキーブレイクに恵まれました。

  • オニールは、驚きの10ピンミスにも関わらず勝利。

  • サイモンセンは3回のシングルピンミス。彼にしては異例。

それでも4人とも、今日の決勝に残っています。
特にギャリー・ヘインズは「予選通過も危うかった」ところから、土壇場で大逆転し、1位シードでここに立っています。

戦略とレーンブレイクダウン

昨日、ノールズは外側に表面加工したボールを多投し、自分に有利なオイル帯(シム)を作り出しました。
今日も同じ戦略を取るかは注目。

一方、サイモンセンとオニールの右投げコンビは、ふたりで協力してレーンを自分たちに有利に壊す可能性が高いです。

視聴者からの質問コーナー

Q. 左右どちらが有利?

今回は2人ずつ。
左右どちらかが有利になるコンディションではありません。
「どれだけ自分たちでレーンを壊せるか」が勝敗を分けます。

Q. サイモンセンは変則的なライン取りをする?

彼は過去に誰も攻めない場所から優勝したこともあります。
しかし、今日のコンディションではそれは難しいでしょう。
堅実なライン取りになると予想されています。

Q. ギャリー・ヘインズは不利か?

通常なら初TV決勝の選手は不利ですが、今回は「2回負けないと敗退しない」というルールがギャリーを後押しします。

まとめ:今日の見どころと試合展開予想

この決勝戦は、実力 vs 勢い、プロ vs アンダードッグ、そんな構図で進みます。

スコアはハイスコア決着ではなく、210〜230点の我慢比べが濃厚。
「いかに自分のミスを減らせるか」「いかに相手より1ピン多く倒せるか」の心理戦と地道な戦い

ギャリー・ヘインズの奇跡は起きるのか。
それとも、サイモンセンの史上最多タイ4勝目か、
ノールズの地元優勝か、
オニールの殿堂入りの年に花を添える勝利か。

答えは、もう間もなく。
テレビ放送まで、あとわずか。