2025年のUSBCマスターズはいよいよクライマックスを迎えます。ミシガン州アレンパークのサンダーボウル・レーンで行われる今大会、実力派ボウラーたちが激戦を繰り広げ、ビル・オニールと地元出身のジャスティン・ノウルズが決勝進出を決めました。3月30日（日）正午（東部時間）より、FOXで生中継される決勝戦では、アンソニー・サイモンセン、トップシードのゲイリー・ヘインズとの対戦が待ち受けています。

オニールとノウルズ、激戦を制し決勝へ

長年の経験と実績を誇るビル・オニールは、プレリミナリーラウンドで数々の接戦を制し、決勝のステップラダー・ファイナル進出を果たしました。序盤でグラハム・ファッチに敗れるも、敗者復活戦でEJ・タケットら強豪を下し、ファッチへのリベンジマッチでも217-207で勝利しました。

特にベイリー・マブリックとの対戦はドラマチックな展開に。オニールは2ピン差で辛くも勝利しましたが、マブリックが10番ピンカバー時にファウルし、2ピン損したことが致命的となりました。その後のファッチ戦でも終盤にミスを犯しつつ、相手のミスに助けられ、決勝進出を決めました。

一方、地元ミシガン州ウォーレン出身のジャスティン・ノウルズは圧巻のパフォーマンスを披露。ドム・バレット戦では、1フレーム目でスペアを取った後、8連続ストライクを決め、255-199の大差で勝利しました。これまで「デトロイトマスターズ」「ミシガンマスターズ」を制しており、今大会で地元の英雄トム・ストロブル氏に捧げる「トム・ストロブル三冠達成」に挑みます。

「トムはデトロイトのボウリングそのものだった」とノウルズは語ります。「彼のためにこのタイトルを持ち帰れたら特別なことです。」

決勝ラウンドの展望

日曜日の決勝戦は、オニール対ノウルズの一戦からスタートします。その勝者が3度のマスターズ王者アンソニー・サイモンセンと対戦。そして、その勝者がトップシードのゲイリー・ヘインズに挑みます。

ヘインズはマッチプレーで無敗の6勝を挙げ、決勝で唯一2敗しない限りタイトルを手にします。36歳のニューヨーク州バビロン出身で、これが初のPBAツアータイトル獲得のチャンスとなります。

決勝戦は、3月30日（日）正午（東部時間）より、FOXで生放送されます。

プレリミナリーラウンド結果

プレリミナリーラウンド結果：

• ビル・オニール 211-209 ベイリー・マブリック

• ドム・バレット 215-193 ネイト・スタブラー

• ビル・オニール 217-207 グラハム・ファッチ

• ジャスティン・ノウルズ 255-199 ドム・バレット

決勝ラウンド対戦カード：

1. ビル・オニール vs ジャスティン・ノウルズ

2. アンソニー・サイモンセン vs 第1試合の勝者

3. ゲイリー・ヘインズ vs 第2試合の勝者（ヘインズは2敗しない限り優勝）

まとめ

2025年USBCマスターズ決勝は、実力とドラマが交錯する注目の一戦となるでしょう。オニールの復活劇か、ノウルズの地元優勝か、サイモンセンの4度目の栄冠か、ヘインズの初タイトル獲得か――すべては日曜日の午後、サンダーボウル・レーンで決まります。

大会の詳細は、USBC公式サイトでご確認ください。