
シモンセン、サンダーボウルで再び輝けるか?
2025 USBCマスターズ、マッチプレー開幕で注目集まる実力者たち
プロボウリング界で最も注目されるメジャー大会のひとつ「USBCマスターズ」が、ミシガン州アレンパークのサンダーボウル・レーンズで熱戦を迎えています。予選ラウンドが終了し、3月27日(木)からはトーナメントの醍醐味とも言えるマッチプレーがスタート。64人の精鋭が栄冠をかけて激突します。
予選を勝ち抜いたトップ64名が激突
今大会には390人の選手が出場。44フィートのオイルパターンという難条件の中、選手たちはフレッシュ(再オイル)とバーン(未再オイル)のレーン条件で計15ゲームを投球。その結果、上位63名と、ディフェンディングチャンピオンのディーロン・ブッカーがマッチプレーに進出しました。
予選のリーダーは、安定した投球で計3,331ピン(+331)を積み上げたベテラン、ビル・オニール。続く上位には、アンソニー・シモンセン、ジャン・ペレス、マーシャル・ケント、トム・スモールウッドと、いずれもマッチプレー経験豊富な選手が名を連ねています。
2年前の伝説再び?シモンセンのリズムと戦略に注目
その中でもひときわ注目を集めているのがアンソニー・シモンセン。2023年大会ではマッチプレーで無傷の6勝を挙げ、アベレージ250.4という驚異的な数字を記録。最終マッチでは845シリーズを叩き出し、トップシードとして優勝を果たしました。
「今年はスコアの出方が落ち着いていて、自分のスタイルには合っている」と語るシモンセン。2025年シーズンのPBAツアー全体では高得点勝負が続いていただけに、やや抑えめなコンディションの今大会は、彼にとって理想的な舞台となっています。
シモンセンが語る“勝負の鍵”
「今週の最大の目標は、まずは64人のマッチプレーに入ることだった」と語るシモンセンは、予選の段階から冷静に情報収集と調整を重ねてきたと言います。
「いいスコアを出すのはもちろん嬉しいけれど、それ以上に大事なのは、試合に向けてしっかり準備すること。試合ごとにハイスコアになるかロースコアになるかを見極めて、それに応じたゲームプランを立てるのがカギになると思う」と戦略を語っています。
マッチプレーでは、選手同士が3ゲームを同じレーンで対戦し、合計ピン数で勝者が決まります。通常の大会とは異なり、レーンの変化はそのマッチの選手だけが影響を与えるため、より個人のスキルと適応力が試される形式です。
「他の選手の影響を受けず、自分だけのペースでボウリングできる環境が好きだ。レーンの動きを自分で感じ取りながら、次にどう対応するかを考えられるのが強みだと思う」とシモンセンは自信を見せています。
実力者たちが揃うマッチプレーの舞台
マッチプレーには他にも注目選手が勢揃い。現在絶好調のEJタケットは11位で予選を通過し、4度のマスターズ優勝を誇るジェイソン・ベルモンテは10位につけています。彼らがこの後のトーナメントでどこまで勝ち進むのかも、大きな見どころです。
マッチプレーはダブルエリミネーション方式で進行。土曜日の準決勝ラウンド(FS1で中継)を経て、日曜日には4人による決勝ステップラダー方式でチャンピオンが決まります。なお、決勝で無敗のトップシードに立った選手は、2度敗北しない限り優勝を逃すことはありません。
放送・視聴情報とスケジュール
全マッチプレーは「BowlTV」にてライブ配信され、準決勝と決勝は以下の通りテレビ中継が予定されています。
準決勝:3月29日(土)12:00(ET)/FS1
決勝戦:3月30日(日)12:00(ET)/FOX
【マッチプレースケジュール(東部標準時)】
3月27日(木)
・10:00 — 左側ブラケット第1ラウンド
・12:30 — 右側ブラケット第1ラウンド
・14:30 — 勝者同士の対戦
・17:00 — マッチプレー継続
3月28日(金)
・10:00/14:00 — マッチプレー継続
3月29日(土)
・12:00 — 準決勝ラウンド(FS1)
3月30日(日)
・12:00 — 決勝ステップラダー(FOX)
結び:新たな伝説の始まりか、それとも再現か?
戦略と実力、そして精神力が問われるマッチプレーの舞台。シモンセンが再びサンダーボウルを沸かせるのか、それとも新たなスターが誕生するのか――。
頂点を目指す64人の戦いは、まさにこれからが本番。ボウリングファン必見の熱戦が、この週末、幕を開けます。