アンダーソンが2日目で逆転の首位奪取!
ボウリングのメジャー大会である2025年U.S.オープン(Go Bowling主催)が、インディアナ州インディアナポリスのロイヤル・ピン・ウッドランドで開催中だ。
1月30日(水)の予選第2ラウンドで、アンドリュー・アンダーソン(ミシガン州ホリー出身)が見事なパフォーマンスを見せ、総合トップに立った。
安定したスコアでライバルを抑える
2018年USBCマスターズ王者であるアンダーソンは、予選2日目の8ゲームで1,745点を記録。2日間合計16ゲームのスコアを3,609点(平均225.56)とし、108人の出場者の中で首位に立った。
彼は1日目の終了時点で首位まであと一歩という状況だったが、2日目の安定した投球で見事にリーダーボードの頂点に立った。
アンダーソンのスコア推移:
- 最初の3ゲームは200未満(194、180、191)
- 残り5ゲームはすべて223以上(224、248、231、254、223)
- 最終5ゲームの平均スコアは236
アンダーソンは試合後のインタビューで「最初の3ゲームで35ピンのビハインドを負ったので、まずはスコアを取り戻したかった」と語っている。
その後、レーンの変化をうまく読み取り、より攻めの姿勢に転じたことで、一気にスコアを伸ばした。
ライバルたちの動向:トップ10の顔ぶれ
アンダーソンに続く上位選手は以下の通り。
2位:アンソニー・サイモンセン(ラスベガス) – 3,569点
3位:ザック・ワイドマン(インディアナポリス) – 3,530点
4位:クリストファー・プラザー(イリノイ州ロームヴィル) – 3,495点
5位:A.J.ジョンソン(ウィスコンシン州ケノーシャ) – 3,482点
他にも、2022年のU.S.オープン王者であるサイモンセンや、豪州のジェイソン・ベルモンテ(3,445点)が上位争いを繰り広げている。
また、24位(3,355点)に入った選手はネイサン・ボール(テキサス州ラウンドロック)。
この順位は、木曜日の最終予選終了時点でマッチプレーへ進出できるボーダーラインとなるため、全選手が意識する重要な位置だ。
次なる挑戦:ラウンド3の課題と展望
アンダーソンは木曜日の予選最終ラウンドで、24位以内を確定させ、マッチプレー進出を狙う。
第3ラウンドでは、52フィートのオイルパターンが採用され、選手たちの攻め方によって難易度が大きく変化すると予想される。
「明日は予測が難しい展開になる。右側を攻めるべきか、左側を攻めるべきか、周囲の選手の選択が鍵を握るだろう」とアンダーソンは慎重な姿勢を見せた。
予選ラウンド終了後、上位24名が金曜日からの総当たり戦形式のマッチプレーに進出。勝利ごとに30ボーナスピンが加算され、最終的にトップ9がステップラダー方式の決勝へ進む。
決勝ステップラダーは、
- 土曜日にFS1で5位~9位の選手が対戦
- その勝者が日曜日のFOXでNo.1~4シードの選手と対戦し、優勝者が決定する
アンダーソンは頂点を目指せるか?
2025年U.S.オープンの優勝者には、賞金10万ドル(約1,500万円)、伝統のグリーンジャケット、PBAツアー初のメジャータイトルが授与される。
昨年の王者カイル・トループは、史上初の2連覇を目指して巻き返しを図る。
果たしてアンダーソンはこのまま好調を維持し、ボウリング界の頂点に立つことができるのか。
注目の予選ラウンド3は木曜日朝8時(東部時間)に開始される!