
JPBAがウレタンボールの使用規制を強化 – 2025年1月1日より適用開始
2025年1月1日より、日本プロボウリング協会(JPBA)は、ウレタンボールの使用規制を強化することを発表しました。本規制は、アメリカのプロボウリング協会(PBA)の基準に倣い、硬度78度以上のウレタンボールのみをJPBAツアーおよび公認トーナメントで使用可能とするものです。
新規制の概要
JPBAは、ウレタンボールの硬度に関する新たな基準を設定し、以下の条件を満たすボールのみ使用を許可します。
- 硬度78.0+HD以上であること
- 2021年以降に製造され、USBC(米国ボウリング会議)認証を受けていること
- 2020年以前に製造されたウレタンボールは、公認トーナメントでの使用禁止
この規制は、JPBAの競技会規則「第6章 ボールの使用規定」の改定に基づいており、プロボウラーだけでなく、JPBA主催・公認トーナメント(プロアマオープンやプロテストを含む)に参加するアマチュアボウラーにも適用されます。
使用可能なウレタンボール(2025年1月27日現在)
JPBAは、以下のウレタンボールを適合ボールとして発表しました。
- ザ・ワン ウレタン78D(エボナイト社)
- ブラックパールウレタンハンマー78D(ハンマー社)
- IQ TOUR 78/U(STORM社)
- タンク・ランページ パール(MOTIV社)
- タンクシリーズ(78度以上のボール)(MOTIV社)
- カバーボール(78度以上のボール)
適合ボールリストは今後も更新され、2025年1月以降に製造された適合ボールについてはJPBAの公式サイトで随時公表される予定です。
規制強化の背景
近年、ウレタンボールの材質が経年変化により硬度を維持するのが難しく、最低硬度72度を大きく下回るボールが増えていました。こうした状況を受け、JPBAは公正な競技環境を維持するために本規制を導入しました。
ただし、テレビ放送されるイベント(TVイベント)、チャレンジマッチ、リーグ戦等ではこの規制は適用されず、引き続き自由に使用可能です。
今後の影響
この新規制により、選手は事前に使用可能なボールを確認し、適切なボールを準備する必要があります。特に、2020年以前に製造されたウレタンボールを愛用している選手は、規制開始までに新しいボールへの移行を検討しなければなりません。
また、JPBA公認トーナメントに参加予定のアマチュアボウラーも本規制の対象となるため、事前に適合ボールを確認し、必要に応じて新たなボールを準備することが求められます。
まとめ
JPBAのウレタンボール使用規制強化は、競技の公平性を確保するための重要な措置です。2025年1月1日以降、JPBAツアーおよび公認トーナメントでのウレタンボール使用には、硬度78度以上の適合ボールを使用することが必須となります。選手やボウリング愛好者は、最新の適合ボールリストを確認し、適切な準備を進めることが重要です。
詳細はJPBA公式サイトで随時更新されるため、引き続き情報をチェックしましょう。
関連リンク
JPBA公式サイト:ウレタンボールの使用規制について