• 坂本かや
  • 霜出佳奈
  • 石田万音

2023年7月28日から30日の3日間、大阪府松原市のボウルアロー松原店にて、「大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2023」が開催されました。この大会は、日本プロボウリング協会(JPBA)が主催し、多くのスポンサーと協賛団体の支援のもと実施されました。

大会概要

本大会には、85名のプロボウラーと5名の女子アマチュア選手が出場しました。予選、準決勝、決勝の各ラウンドを通じてスコアを競い、最終的にステップラダー方式で優勝者が決定しました。

  • 予選:プロ85名・アマ5名で16ゲームを投球し、上位28名が準決勝進出。
  • 準決勝:4ゲームを追加し、20ゲームの合計スコアで上位8名が決勝進出。
  • 決勝ラウンドロビン:8名が総当たり戦を行い、トップ3がTV決勝へ進出。
  • TV決勝:ステップラダー形式で優勝者を決定。

優勝者と注目の試合

坂本かや選手の優勝劇
今大会で優勝を果たしたのは、23歳の坂本かや選手(永山コパボウル所属)です。坂本選手は予選ラウンドから安定したプレーを続け、実力と集中力で他の選手を圧倒しました。予選12ゲーム目では、自身3回目となるパーフェクトゲーム(300点)を達成。この偉業は彼女の実力を象徴し、観客を熱狂させました。

  • 決勝ラウンドでは、スコアの競り合いが続く中でも的確な判断と技術でポイントを重ね、決勝ラウンドロビンでトップ通過を果たしました。
  • TV決勝では、ステップラダー方式で頂点を目指しました。決勝戦では、霜出佳奈選手と激戦を繰り広げ、最終的に259対217というスコアで見事優勝を掴みました。

決勝戦の激闘
TV決勝では、坂本選手、霜出佳奈選手(サンスクエアボウル所属)、石田万音選手(フリー)が進出しました。
1回戦では石田選手と霜出選手が対戦し、接戦の末に霜出選手が勝利。次に進んだ霜出選手は、決勝でトップシードの坂本選手に挑みました。
決勝戦では、両選手が第4フレームまでストライクを連発し、手に汗握る接戦が展開されました。しかし、第5フレームで霜出選手がカウントダウンでミスを犯し、スコアを伸ばすことができませんでした。一方、坂本選手は最後まで安定感を保ち続け、試合を制しました。最終スコア259という高得点は、彼女のこの日の絶好調ぶりを如実に示しています。
坂本選手の背景
坂本選手は神奈川県出身で、プロ入りは2016年(49期生)。現在23歳と若く、これまでに通算6勝を挙げており、今後さらに大きな活躍が期待される選手です。昨年も「中日杯2022東海オープン」で優勝し、今年はさらにその実力に磨きをかけています。今回の優勝は、彼女にとって今季初の栄冠であり、プロボウリング界でも注目を集めています。

特別賞と副賞

アマチュア選手の中では、18歳の熊田菜奈海選手がベストアマを受賞しました。彼女は優勝副賞として「奈良健康ランド・奈良プラザホテル」のペア宿泊券を獲得しました。

おわりに

大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2023は、プロ・アマ混合の熱い戦いが繰り広げられ、多くのドラマが生まれました。特に坂本かや選手の優勝は、彼女の実力を改めて示す結果となりました。本大会は、ボウリングファンにとって忘れられないイベントとなったことでしょう。

次回の大会にも期待が高まります!