スペック
- Color: Red/Black
- Coverstock: Infusion™ Hybrid Reactive
- Weight Block: High Impulse
- Factory Finish: 5500 Grit LSP
- Flare Potential: 5+”
- Radius of Gyration (RG): 16lbs – 2.56; 15lbs – 2.57; 14lbs – 2.60
- Differential (Diff): 16lbs – 0.047; 15lbs – 0.050; 14lbs – 0.048
ボール評価
Stroker | Tweener | Cranker | |
Oily | NA | NA | NA |
Medium | 9.7 | 9.7 | 9.7 |
Dry | 9.0 | 8.5 | 8.0 |
Sport | 7.2 | 7.0 | 6.0 |
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ピン~PAP距離とボールモーションに与える効果: その重要性(もしくはその非重要性)を探る ボウリングディスマンス翻訳シリーズ
強み・弱み・総評
- Supra Enzoはゲーム数が増えてきても手前で曲がり出すことなく、十分な入射角を残し、ボールをブレークポイントまで運ぶことが出来ます。
- Supra Enzoのポリッシュ仕上げは、フレッシュなレーンでは少し行き過ぎ、ヘビーなオイルコンディションではかなり行き過ぎてしまいます。
- Supra Enzoは現在のMotivのラインナップに非常によく適合しています。Fatal Venomよりもオイルの中でのフック力は強く、ブレイクポイントからの動きもシャープです。しかしダルカバーのボールに比べるとトータルフックは少なくなっています。
ボール評価(アメリカンボウリングサービス)
SUPRAの魅力は何と言ってもバックエンドの動きの鋭さでしょう。MOTIVがSUPRAに求める性能は、ライトミディアムなコンディションやゲームが進行しオイルが徐々に薄くなってきた時にでもトラクションを犠牲にすることなく、ブレークポイントでしっかりと向きを変え角度のある曲がりを出すことにあります。このSUPRA ENZOは初代SUPRAのInfusion PearlカバーストックからInfusion Hybridカバーストックに変更され、より多様性をもって仕上げられてきたと思います。
見た目は赤と黒が基調の配色でイエローのマーキングはどこかスポーティーな印象を持たせる仕上がりです。
PearlからHybrid素材に変わった恩恵はスキッドとキャッチに現れ、ライトミディアムという領域は変わらないものの、オイルに乗ると走り過ぎたり、ドライエリアでは動き過ぎたりという激しさは軽減され、走りが優先されている部分は変わりませんが、よりコンディション対応の幅は広がった感じはMOTIVがSUPRA ENZOで表現したかったことだと思います。
私は今まで薄いコンディションだった場合他のブランドのボールを選んでいましたが、このSUPRA ENZOが出てきたので一気に一番の候補に昇りつめました。以前からSUPRAに使用されているHigh Impulseコアはテクニカル上オイルが薄い時に使用できるよう吟味されたコアで、特性上高いRGによりレーンの前半ではゆっくりと回転するので、手前から起き上がろうとしないことが後半エネルギーを残すことになり、後半になるにつれて回転速度が上がります。そして実質的な0.050のディファレンシャルが軸移動の大きさを担い、一気に向きを変えます。明らかにPearl素材のSUPRAよりオイルに対しての安定感は改良されていますし、Hybridになったからといって極端にキャッチが強まっている訳ではなく、ライトミディアム領域に焦点をあてたボールになっています。
徳江和則
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